スウェーデン当局がコーラン焼却のデモを許可 NATO加盟交渉に影響か
2023.06.28 Wed posted at 19:55 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35205887.html
スウェーデンは去年、フィンランドとともにNATO加盟を申請しました。他のNATO加盟国28か国は加盟を認める批准をしています。ところが、トルコとハンガリーが批准をしていません。フィンランドの方は、今年の4月にトルコの大統領選挙の前にトルコが批准し、NATOに加盟しました。
ハンガリーが消極的なのは、首相がロシアよりだからです。トルコの場合は、クルド人過激派の取り扱いを巡っスウェーデンと長年対立してきました。トルコは、クルド人過激派に対する対応を求めています。
ところが、スウェーデン国内ではトルコを侮辱するようなデモが去年と今回と2回行われました。どちらもスウェーデン当局が、デモの許可を出しています。つまり、スウェーデン政府が敢えてトルコとのゴタゴタを煽るような行動をしています。
去年のデモは、内容がひどくイスラム世界全体から大きな反発を受けました。そこに加えて、今回のイスラム侮辱デモです。
何故、こうするのか?
去年のNATO加盟申請の時と、スウェーデンの首相が変わっています。つまり、前政権の考えと現政権の考えが違うのだろうと思います。2回反イスラム・デモを許せば意図的です。
NATO加盟申請を取り下げるのは、NATO諸国からの反発が大きいから出来ないのであろうと思います。だから、トルコが批准を拒否するように仕向けているのであろうと思います。
それなら素直にNATO加盟申請を取り下げれば、いいと思います。中々、そうもいかないのでしょうね?
NATOにすれば、スウェーデンは付け足しでロシアと1300kmの国境線を有するフィンランドがNATOに加盟してくれれば、それで十分です。ノルウエーもNATOの加盟国です。優柔不断なスウェーデンは、ここまでゴタゴタすれば面倒なだけだと思います。