バフムトでは、相変わらず激戦が続いています。
その他、ロシア軍はドネツク州アウデイーイウカ・同マリンカ・同北部リマンなどを攻撃しています。今のところ、ロシア軍が徐々に進撃しているのは、バフムトだけです。
ウクライナ軍が反撃作戦を開始しないのには、二つの理由があると思います。ウクライナは春に雨が多い天候なのだそうです。ウクライナがヨーロッパの穀倉と呼ばれるのは、この春の雨季が豊穣をもたらすのでしょうね。天候が回復して地面が固まるのを待っていると思います。
二つ目の理由は、西側から供与される武器の集積を待っていたと思います。これは、ある程度の数が集まっていると思います。
作戦計画は、もう策定済みでしょう。その全容を知るのは5人以下の関係者だけのようです。外部の人間がそれを知ることは不可能です。去年のハルキウ州奪還作戦のように始まらないと分からないと思います。
現在、ロシア側から漏れてくる情報では3月ごろに南部サポリージャに7万人のウクライナ軍が集結しているとの情報がありました。真偽も不明ですし現在どうなっているかも不明です。
4月に入ってからの、やはりロシア側の情報では、ハルキウ州クピャンスク郊外にウクライナ軍が集結しているとの情報がありました。
その他では?
ウクライナが「一時奪還」 南部のドニエプル川東岸
2023年04月24日20時30分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023042400685&g=int&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit
ドニプロ川の渡河作戦の予行演習みたいなのを、今回を含めて2回やっています。
これでウクライナ軍の反撃作戦を推測するのは、ほぼ無理です。
4月末から5月上旬は、怪しそうですね。天候的な要因も武器の蓄積の要因もなくなると思います。
ウクライナの政府関係者は、盛んにクリミアを口にしています。ドニプロ川の渡河作戦の予行演習みたいなのを、今回やりました。じゃあ、ここから行くのか?と言うとそうではないと思います。渡河作戦は大きな軍事行動になりますから、余りやりたくはないでしょう。失敗すると損害は大きなものになります。
南部サポリージャ州、ハルキウ州クピャンスク、ドネツク州バフムト。やはりロシアが疑うべきは、この方面のような気がします。特にバフムトは、北のスラビャンスク方面から機甲部隊と機械化部隊が電撃作戦を仕掛けやすい状況があります。バフムトのロシア軍は、挟撃されます。バフムトにはロシアの大部隊が集結しています。
現実にどうなるかは不明ですが、ウクライナ軍にとって機は熟しつつあると言えるでしょう。いつ来るかよりどこから来るか?の問題です。
ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/