ここ数か月、ヨーロッパの政治がおかしい理由を考えてきました。
段々、分かってきたのが左派が右派を排除する政治的な固定構造があることに気が付きました。
右派を否定してしまえば、左派が勢力を拡大することは普通に分かります。
では、どうやって右派を排除しているのか❓
ドイツにその典型例を見ることが出来ます。
<その手口>
ナチスドイツを極右と事実捏造する
極右は独裁体制を作るから危険
だから極右を排除しなければならない
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大体、この単純な三段論法です。
ヨーロッパでナチスドイツを持ち出せば誰でも警戒してナチス的なものを否定する心理を利用して極右を否定して排除しています。左派を正当化するための事実捏造です。
実際は、どうなのか❓
①ナチス・ドイツ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%83%81%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84
②国民社会主義ドイツ労働者党
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E6%B0%91%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%84%E5%8A%B4%E5%83%8D%E8%80%85%E5%85%9A
記述を読むとナチスドイツの侵略とユダヤ人虐殺を強調する部分が多くて、ナチスドイツの政治的な側面を分かりにくくしています。
ごく簡単に言うとゲルマン至上主義と社会主義の合体形と言えると思います。
ゲルマン至上主義がなければ、ほぼ社会主義が基本となっているように見えます。
実際にドイツ国内での具体的な政治は、社会主義的な要素が強いと思います。
ソ連と重なる部分が多くみられます。だから親ソ連系の共産主義者や社会主義者は弾圧排除されています。
ソ連も相当、浸透を図ったのでしょうね。
これがソ連とナチスドイツの決定的な不信を生み出したのだろうと思います。
しかし、工業化を推進する過程でナチスはソ連と協力関係にありました。
ドイツの工業化が成功したところで、ドイツはソ連と手を切ります。
その後、社会主義的国家の主導権争いと言うべき独ソ戦が始まって、あとは歴史が示す通りです。
ナチスは、極右ではなく民族主義的社会主義が理論的背景にあると思います。
何故、西欧左派はナチスドイツを極右と捏造しなければ、ならないか❓
ナチスドイツが左派(社会主義)であると同類になってしまい、非常に都合が悪いです。
だから極右に捏造します。捏造して極右をナチスドイツの同類だとして徹底的に批判して政治から排除します。
左派の持つナチスとの同質性を胡麻化すために事実を捏造して極右弾圧をしている疑いが濃厚です。
しかし、そうして内在する本質を胡麻化したところで左派の欠陥が修正できるわけではありません。
その左派の欠陥が一番、表面化しているのがドイツです。
ドイツの左派化傾向は、過去の日記を読んでください。
<左派の持つ内在的な欠陥>
自分たちのグループ以外は否定して排除する。
反対者や異論を唱える者は、統制して警察力を使って排除弾圧する。
マスコミを乗っ取り、自分たちのプロパガンダ機関にして国民を洗脳する。
統制を強めて更に独裁化する。
現在は、既存3党の寡頭独裁の段階です。
この中から他の2党を排除して独裁を確立する政党が出てくる可能性があります。
今、西ヨーロッパ全体でこのような傾向が強いです。そうでないのは極右が政権を握っているイタリアと社会主義要素が少ないイギリスくらいでしょう。イギリスは保守も労働党も中身は大差ありません。
ユーロ政府も似たような状況が起きています。ユーロ政府はそもそも民主主義を放棄していると言えます。西欧の大国の寡頭政治です。そして、その中でドイツが一番権力がありますからドイツと似てきます。ドイツの経済力が強いときは、隠れドイツのようでした。その時にドイツ的な机上の空論的政策が多く採用されて、固定化されています。ドイツ国内も全く同じです。左派の政治権力が強いので改革や改善が出来ません。
そして左派勢力は、上手くいかないことは全部自分たちの外に責任を転嫁します。
だから益々、改革や改善が出来ない精神的な構造があります。
左派勢力が、その国で政治的実権を握るのに一番邪魔なのが右派勢力です。
だから右派に極右(ナチス類似=危険思想)のレッテル張りをして徹底的に批判して排除する構図があります。
実際には左派の方が、ナチスやソ連との類似点が多いから危険性が高いと言えます。
これを、誤魔化す構図が分かりましたか❓
これが一番進行しているのがドイツです。どうやら思想警察のように警察を使って反対派を排除しているようです。
その根拠は、ヘイトや人種差別です。これで引っかければ、大抵何でも引っかかります。
ドイツに思想統制は、ここまで来ています。
【ドイツで進行する左傾化と全体主義化を知っていますか❓(ニューヨーク・ポスト)<2025・02・23】
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/8678965d986007e8eaaba701a07fd2aa
長い東西冷戦を経て、西側はやっと旧ソ連陣営を打倒する事に成功しました。
そうしたら西ヨーロッパでまた、ソ連類似の勢力が台頭し始めているという歴史の皮肉が起きています。
そしてバイデン民主党は欧州左派と連合していました。
だからトランプ政権が(ヴァンス副大統領)激烈なヨーロッパの自由主義と民主主義の退潮を弾劾しました。
特にドイツは名指しで激しく批判しました。
その理由は、欧州の左派化傾向です。
それは、本来のアメリカ(共和党的価値観)にとっては、打倒するべき相手です。
ロシアは極右政権です。
左派よりは、極右の方がまだマシだとトランプ政権は考えています。
もし欧州左派が独裁化して危険性が増せば、アメリカが西から、ロシアは東から攻める事になるの「かも」しれません。
あれあれ❓
昔見たような光景が再現されそうな❓
歴史的事実を捏造すれば、このように歴史から【懲罰!】を受ける羽目になるかもしれません。
ドイツは、このような意味で歴史の岐路に立っています。
※関連日記目次
項目「ヨーロッパ」の目次④
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/70484af7010580642c91d2a502a7002d