「北の山・じろう」日記

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アウデイーウカ戦線>ロシア軍のオケレタイン電撃制圧を細かく見てみると❓<ウクライナ紛争2024.4.24

2024-04-24 19:33:27 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024.04.23
①ロシア軍がオケレタイン中心部に到達し、ノヴォミハイリフカも占領
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russian-troops-reach-central-okeletine-and-occupy-novomikhailivka/

この攻撃は、始まるのから制圧が完了するまでの期間が実に早かったです。
攻撃が始まる前ロシア軍は、オケレタイン:Ocheretyneの集落から4kmくらい離れた地点にいたはずです。航空万能論の管理人によると、おそらく4~5日で集落の端まで進撃しました。
これも塹壕戦ではありえない速さです。
その後、3日か4日で集落の南半分を制圧しました。
残りは半日で制圧しました。

ウクライナ軍が防衛を諦めて撤退したからです。

もちろん、今回の攻撃を実行したロシア軍部隊も国防省傘下の特殊攻撃部隊が投入されているようで部隊が強かったことも理由です。

しかし、オケレタイン:Ocheretyneの集落を防衛していたのはウクライナ軍第47独立機械化旅団、領土防衛隊、第3突撃旅団のようです。
http://hara.livedoor.biz/archives/52338649.html
それほど少ない人数ではありません。
攻撃したロシア軍部隊もそれほど大人数の部隊ではないと思います。

では、なぜ短期間でウクライナ軍が崩れ去ったのか❓

①の記事の写真を見て分かりました。
記事の頭にある写真です。
かなり堅固なコンクリート製の建物です。
コンクリートのかなり厚い一部分しか残っていません。
見える範囲では周囲の建物も崩壊しています。
それどころか、立木ですら根元の方に幹の部分が短い柱のように残っているだけです。

つまり❓
滑空爆弾が、かなり撃ち込まれてめぼしい建物は、全部破壊されたと思います。
この爆撃でウクライナ軍には、かなりの損害が出たと思いますし、写真を見た通りで防衛する側の兵士が隠れる場所はありません。
無傷のロシア軍の攻撃を受ければ、抵抗のしようがなかったのであろうと思います。

だから集落の半分までロシア軍が制圧した段階で、ウクライナ軍は防衛を諦めて撤退したのであろうと思います。

これは始まりだろうと思います。
現在、ある説によるとロシア軍は1日500発の滑空爆弾を撃ち込んでいるという話があります。
話半分にしても250発です。
これが、毎日どこかの戦場に撃ち込まれています。

最後の突撃をする戦場には、集中的に撃ち込むでしょうね❓
オケレタイン:Ocheretyneの集落での戦闘は、今後各地の戦場で起きる戦闘の始まりだと言うことです。

今後、ロシア軍がウクライナ軍の拠点を攻撃する場合は最後には、このように滑空爆弾を集中投下して突撃するでしょう。
守るウクライナ軍は、持ちこたえられないと思います。

これまでは、ロシア軍は優勢であると言っても進撃した距離は、1日にすれば微々たるものでした。
今後は、そのスピードがこれまでとは比較にならないほど速くなると思います。

そのうち始まるであろうバフムト西のチャシブ・ヤールChasiv Yarの戦闘も同じようなことになるのではないか・と思います。
今は、まだロシア軍が攻撃しないだけで攻撃が始まれば、チャシブ・ヤールChasiv Yarが陥落するのに、それほど時間は必要がないかもしれません。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次④
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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