初ハンバーガーと初芸能人

2016年05月24日 | 日記
小学校6年生の冬休みに、1つ年下の従弟のKくんとその母、つまりは伯母と3人で東京に遊びに行った。

まだ新幹線は通っていなく、長い長い旅だった。

その頃、従弟の年の離れた姉Hちゃん(私にとっての従姉)が東京で働いていたので、Hちゃんのアパートに泊まらせてもらった。

東京滞在中、Hちゃん(なんかHちゃんて書くのイニシャルとはいえ変な感じ笑)が、彼氏の運転で私とKをドライブに連れて行ってくれた。

車の中から大都会のビルを見ながら私とKは大はしゃぎ。

特にレコード会社やテレビ局を見つけると、これぞ東京!と大興奮だった。

従姉のHちゃんが笑いながら彼氏に、

「この子達、ものすごい所から東京に出てきたから、未来の都市に来たような宇宙にでも来たような気分なのよ」

と言っていた。

そんなHちゃんだって、元々はものすごい所で生まれ育っているのだが、なんだかすっかり都会の女性って感じになってカッコいいなあと子供心に思った。

と、途中ハンバーガーショップに寄った。

生まれて初めて食べるマックのハンバーガーである。

食べてビックリ仰天!

なんじゃこりゃあ!である。

こんな美味しい物を食べれる東京の人はズルいと思った。

まだ日本にマクドナルドが入ってきて数年しか経っていない時代だったから、本当にハンバーガーはめずらしかった。

そしてドライブは続き、行った先は富士急ハイランド。

するとたまたまそこで、「アグネスチャンショー」をやっていた。

Hちゃんの彼氏が皆の分チケットを買ってくれた。

初めて生で見る芸能人、アグネスチャン!

わあ!

ミーハーの私とKはまたしても大興奮!

Kは指笛を鳴らしてはしゃいでいた。


ハンバーガーとアグネスチャン。

あの時の東京旅行の楽しさは本当に良い思い出だ。


そして、

時は流れて大人になって、

あの時一緒にはしゃいだ従弟のKくんは、
芸能人になった。

名の知れた声優らしいので名前は書かないでおこう。

ファンの人がその名前で検索して、
「はな○そ」だの「ベン」だの書いている、しょうもないこのブログにたどり着いたら申し訳ない。


華やかな世界に行った従弟。


天然個性派ジジババの、こっちも華やかな世界で笑、

私だって頑張るもん。