「日本の これから」を見ている。
日本も核を持つべきだとか、防衛態勢の強化をすべきだとか、
そういう考えを持つ人と、そうではない人。
考える出発点から違っているような気がする。
「原爆を落とされたのは、日本が原爆を持っていなかったからだ。」
と言う人がいた。
なんとも虚しく悲しい気持ちになる。
新聞のコラム「水の透視画法」の中で辺見庸さんは、オバマ演説について、
「核廃絶を究極の理想とはするが、他国が保有するかぎりはみずから核廃棄することはありえない、と読むべきなのだ。これでは核なき世界実現への歴史的演説とはとてもいいがたいのに、いかにもそのように聞かせてしまうのが大統領とそのチームの演出力なのである。」と言う。
「イスラエルの核保有も過剰防衛の現状も非難しない大統領は、いつか広島で反核演説することが万万一ありえても、原爆投下を謝罪することは絶対にないだろう。」と。
世界に巨大なオバマ幻想がたちあがってしまったと言うのだ。
そうかもしれないと思う。
でも、たとえそうだとしても、
それがきっかけに世界の反核の動きが大きくなるのなら、
価値のある演説なのだろう。
その世界の声がオバマ大統領の背中を押してさらに前進する。
そうなってほしいと思う。
夏の終わり 森山直太朗
坊や大きくならないで 死んだ男の残したものは 森山良子
日本も核を持つべきだとか、防衛態勢の強化をすべきだとか、
そういう考えを持つ人と、そうではない人。
考える出発点から違っているような気がする。
「原爆を落とされたのは、日本が原爆を持っていなかったからだ。」
と言う人がいた。
なんとも虚しく悲しい気持ちになる。
新聞のコラム「水の透視画法」の中で辺見庸さんは、オバマ演説について、
「核廃絶を究極の理想とはするが、他国が保有するかぎりはみずから核廃棄することはありえない、と読むべきなのだ。これでは核なき世界実現への歴史的演説とはとてもいいがたいのに、いかにもそのように聞かせてしまうのが大統領とそのチームの演出力なのである。」と言う。
「イスラエルの核保有も過剰防衛の現状も非難しない大統領は、いつか広島で反核演説することが万万一ありえても、原爆投下を謝罪することは絶対にないだろう。」と。
世界に巨大なオバマ幻想がたちあがってしまったと言うのだ。
そうかもしれないと思う。
でも、たとえそうだとしても、
それがきっかけに世界の反核の動きが大きくなるのなら、
価値のある演説なのだろう。
その世界の声がオバマ大統領の背中を押してさらに前進する。
そうなってほしいと思う。
夏の終わり 森山直太朗
坊や大きくならないで 死んだ男の残したものは 森山良子