冷たい雪の日

今日の初雪は、とても冷たそうだった。
初雪のあのちょっとしたワクワク感、今日はないなあ。
台風であちこち大変だったし。

窓から眺めていただけでも、心身共に冷たくなるような、
そんな日だったけれど。


この国は民主主義と正義が壊れかけている、と金子勝さん。
そして、希望でなく立憲民主党が野党第１党になったことが希望である、と。

選挙結果に絶望しそうになるけれど、希望は持たなくちゃ。

「人生は運命であるように、人生は希望である。運命的な存在である人間にとって生きていることは希望を持っていることである。」
と『人生論ノート』で三木清は言う。


久しぶりに開いた『人生論ノート』
「幸福について」もまた読んでみた。

「機嫌がよいこと、丁寧なこと、親切なこと、寛大なこと、等々、幸福はつねに外に現れる。」
「幸福は表現的なものである。鳥の歌うがごとくおのずから外に現れて他の人を幸福にするのが真の幸福である。」

幸福は、なんて素敵。
でも、これならば、なんと難しい。
だけど、そういられたら素晴らしい。

この言葉を頭に置いていたら、少しは幸福に近づく…だったらいいな。