葉山の海と森

葉山町の自然と日々の暮らしのスケッチ

見えない自然が壊されてゆく

2007-12-29 16:45:27 | Weblog
皆さんは、真名瀬の防波堤が20m程延長されたのはご存知でしょうか?

過去幾度と無く壊され続けてきた葉山の自然ですが、
この真名瀬の防波堤、その先の海底には無数の消波ブロックが
誰の目にも留まらずに設置されています。

このお陰で、消波ブロックの内側にはヘドロが溜まり
海草や魚、貝類等が次々と私達の海から去って行きました。
海の中、見えない自然を犠牲にして、私達に何の見返りがあるのでしょう?

葉山町は、海と山に囲まれた風光明媚な町です。

私達は、もっと勉強してこの町の特性を活かし
先進創造の文化を創る努力をしなければならないと考えます。

その為に、町の人も周りの人も含めて、この町の未来の為に
町の運営に対して、皆さんの声を集めて提言したいと考えます。


環境:環境保全は葉山の生命線です。緑の保全と言うのは条例に謳っていますが、
それが努力目標だと言う事で何ら罰則規定も無く野放し状態になっている
   のが現状です。

   葉山は葉山層という脆い地盤の上にしかも活断層が走っている地域なのです。
そんな所をやたらに木を切って地耐力を落として良いのでしょうか?

海、山、町並み景観など守るべきものや気候風土が人間を作ると言う
大自然の恩恵を裏切ってはいけないと考えます。

我々は自然の中に生かさせてもらっているという謙虚さを以って
この町で人生を楽しみたいと考えます。

教育:青少年の教育が何かと問題視されるこの頃ですが、
子供たちが外で遊ばなくなった今日、どうすれば太陽の下に子供たちを
引っ張り出せるか考えたいと思います。

パソコンやゲームも楽しいし便利だし将来役に立つと言う事も事実だし、
しかし成長期の子供たちがスポーツや野外活動をやったりすることは、
必ず将来その子にとってプラスに働きます。

その為には子供たちの兄貴分になる訓練された指導者が欠かせません。
学校の先生だけが教育者ではなく、家族もスポーツ指導者も
野外活動の指導者も教育者にならなくてはいけません。

自分の時代だけを考えずに、次世代の人達から感謝されるような
街づくりをしなければならないと考えます。

財政:今年葉山町は大磯町とともに地方交付金団体になりました。
これはそろそろ危ないよと言うシグナルではないでしょうか?
   風光明媚な葉山からはおよそ想像できないような
修羅の始まりでない事を祈りますが、次期町長の腕次第と思います。

そこで私も葉山町の決算を見て愕然としたのですが、
人件費だけでも20億を超える多額な費用が発生しているのです。
それなりの仕事をしていればそれも良いと考えますが、
費用対効果の考え方を導入しなければこの先立ち行かないのは自明の事です。

   これにはまず実態を把握しなければなりません。

それをするためにはまず決算の方式を変える事です。
今の歳出、歳入の損益計算書方式では単年度の出入りだけしか見えません。

   私はこれを通常の企業と同じように貸借対照表を作り、
一体葉山の本当の財産はどのくらいあるのか?
   つまり町有地がどれだけあって町社有の建物や資産がどの位あるのか?
減価償却をして今どの位の価値のあるものなのか?など

会計基準の見直しをして、純資産と負債のきちんとした貸借明細を公表して、
そこで初めてスタートラインに立てるのではないかと考えます。
必ず隠れた資産が出てくると思っています。

私が想う、今緊急の課題を3点ほど申しました。
どうか次世代の人たちの事を思い、今やるべきことを一緒に考えましょう。
コメント
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