goo blog サービス終了のお知らせ 

葉山の海と森

葉山町の自然と日々の暮らしのスケッチ

景気が良いの?

2013-06-28 09:33:07 | Weblog

本当に景気が良いの?まさにボーナスシーズンの今月世の中は宣伝にやっきだが、本当に景気は上向いているのか疑問だ。メディアの報じるものは全て大企業の情報であり、一部の中小企業の情報はあるにせよこれは勝ち組み中小企業の話で実態はボーナスも出ないところが大半ではなかろうか?

先日、24年度の補正予算で小規模企業向けの中小企業庁のホームページから新規開発品の補助金の紹介があったので、これは使えるかなと思って調べていったらびっくりするような仕掛けがあって、これがお役所仕事の典型だなと変な感心したのでご紹介をする。この補助金は新しい商品開発やニッチな分野での開発品に対する小規模事業者に向けた返済しなくて良い使い勝手が良いものであった。

たまたま該当しそうな開発があるので調べると、これはすごい書類が要ることがわかった。まず計画書や商品説明書は当たり前だが、地域の税理士や商工会、金融機関などの推薦などすごい量の条件がつけられていた。仮にその条件が満たされたとしても、最後に難関が待っていた。もろもろの条件をクリアしてもお金は出ません。何故かと言えば、この補助金は事業を完了してから支払われますという一文で唖然とした。ましてそこにはこの事業を推進するには自己資金と金融機関からの借入金で賄い、結果事業の終了後に補助金を交付するというなんとも現実がわからない役人の感覚で驚いてしまった。

こんな聞こえだけの良い補助金事業をやっていても、中小企業や零細企業にはその書類を作る能力も資金力も無いと思うのだが、最後に自分で調達して完了後に支払うという、こんな変なことがまかり通る行政のあり方に疑問を持ち、ひいては日本の役人天国を現していると思うのである。

おりしもボーナスシーズンたけなわの今日、只役所にいるだけでもらえるボーナス、休まず、遅刻せず、働かずの精神は脈々として確実なDNAとしてお役人の血に流れているのだろう。既に上がっている光熱費や燃料費などこれから暑くなる日々を命ながらえるためにどう過ごせば良いのか、来年の消費税のアップは相当効いてくると思うが政権はもつのか、来月の参議院選挙は国民にとっても正念場と言えるかも知れない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アジサイの季節

2013-06-20 10:43:24 | Weblog

やっと梅雨らしい気候になってきた今日この頃ですが、相変わらず鎌倉のアジサイ寺の賑わいはすごいらしい、というよりはすごいのである。先日所用で江ノ電に乗ったが、鎌倉駅の江ノ電ホームはあふれんばかりの人並みでこぼれ落ちそうになるくらいの混雑であった。それが長谷、極楽寺で大半が下車して江ノ島まではゆったり乗れる余裕ができるのであった。

江ノ電も最近は黒字になって良かったと心底思っているのだが、車体の個々の形の違いや古さがなんとも言えずローカル感をかもし出していてやはり継続は力なりを実感したものだった。なんといってもあれだけ庭先を走る電車もないだろうし、近接する駅も無いと思うのでこの鎌倉らしいゆったり感を味わいに来るのではなかろうか。

アジサイといえば北鎌倉の名月院や極楽寺の成就院などだが、此処葉山にも町営のアジサイ公園があるのだから少し宣伝をすれば良いと思うのだが、町は何の広報もしないのが不思議だ。

日本ほど四季のはっきりした国は無いのだから、桜前線を知らせるようにせめて葉山の花暦くらい作れば良いと思うのはあまりに感傷的か?病院の見舞いは花が当たり前、心の傷は花を見て癒され、季節の移ろいは花によって感じる、これが日本人の感性の元ではないかと思っている。

栄華を誇ったソロモンでさえ野の花ほどには着飾れないと聖書にあるが、確実にこの季節が来ると我が家の白い大手鞠が20もの花を咲かして季節の到来を知らせてくれる。季節の花があるのと同じに今は梅やラッキョウの漬け時でもある。これらの産物においても季節がわかる、なんと言う幸せな、自然と調和した国であることか。去年はラッキョウとニンニクを甘酢に漬け込んだので、今年は梅を上山口の農家から分けて頂き砂糖漬けにしておりそろそろ食べ頃でシロップも健康ドリンクとしていけそうになってきた。

葉山の農産物は安くて量もありしかも安い、あまり今まで興味が無かったがこれからは上山口の農家の産物を季節とともに頂きたいと思っている。できれば鎌倉の若宮大路農産物販売所のようなところがあれば消費者にとっても生産者にとっても良いのではないだろうか?大道の農協の前では日曜にやっているが、常設のものがあればなお、葉山野菜がブランドになるのではなかろうか。

葉山の海産物、農産物、季節の花々、伝統行事など葉山暦を作っては思っている梅雨に閉じ込められた老人の願いでもある。この梅雨は夏の文字通り露払いなので楽しみながら来たるべく梅雨明けを待ちたいと思います。この国の豊かさをGDPなどという数字でなく、質という価値を追い求める時代になって欲しいと思うのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テレビの責任

2013-06-08 10:26:19 | Weblog

テレビの責任について少し考えている。先ごろの大阪市長の発言や政治家やテレビに出ている人たちの文脈がわからないので、本当のところがどうなっているのか報道の仕方や方針などに関して大きな疑問を持っている。

世界一の技術と電波塔から発せられるテレビの映像がこんな体たらくな番組や不正確な評論などで国民を誘導していていいのかと心配になってくる。最近はニュース番組くらいしか見ない筆者も少しミーハーになって好きな番組を披瀝してみたい。

NHKはさすが料金を取っているから当たり外れはあまりないが、時々学芸会以下のバラエティーや歌番組をやっているがやはりドキュメンタリーに関しては一番だと考える。政治討論番組はお行儀が良すぎて面白くもなんともない。以前は予算があったからかゴビ砂漠や秘境と云われる所にも出かけていたが、最近はあまり面白い企画がないように思える。しかし、さすがに及第点は取っているようである。大河ドラマはねた切れになってきているので、そろそろ考えたほうが宜しかろうと思うが、根強いファンがいるようで痛し痒しかと思われる。

日本テレビに関しては読売グループとあって政権側にくっついているのでわかりやすくて良いのだが、どうも老害があるらしいので政治的番組はあまり見ない。時々見るのが水曜日8時の所ジョージの『わらってこらえて』という番組の高校生たちのドキュメントやダーツによる地方の選択でまわるほのぼのとした原風景が見えるような企画が楽しい。

TBSはあまり見るべきものはないのだが、特にいやなのは朝のM氏の司会する駄洒落やおちょくりなどの入っている解説が見たくない番組のひとつだ。彼が鎌倉山の旧田中絹代邸に豪勢な家を建てているのも気に入らないのだが、、、鎌倉や逗子に住んで湘南ボーイという顔をしてもらいたくないからだ。只、BSの月曜日午後9時からの『酒場放浪記』は低予算の上に作家の吉田類氏が居酒屋巡りをするというノンベーには堪えられない情報番組である。土曜日には『女酒場放浪記』もあるので楽しみである。

フジテレビは面白なくてはテレビじゃないのキャッチどおり、面白い番組は多々あるが飽きられているのは十分見てと取れる。ただ、ここの局で一番は日曜日午後2時からの『ドキュメント』はなかなか優れた番組でこれができるならもう少し社会性のある番組つくりをしたらと思うのだが、ここは女子アナ頼りで番組を作るからやめられるとすぐ次のスターアナを作り話題をそちらに持っていくという時代遅れの局ではないかと思っている。良い例が午前零時前後のニュースの最後に足の長い女子アナの全身映像で終わるところなどはさすがフジの伝統である。

テレビ朝日は特にないので朝日新聞を読めば大体わかるが、特徴のないのが良いのかも知れない。只、以前やっていた『ちい散歩』などは地井さんの人柄が出ている小品だがほのぼのとした良い番組だった。今は若大将はいけません。久米宏のころのニュース番組と今の古館氏のものもあまり代わり映えしないが、とりあえず見て寝るかという程度だ。

困ったのはテレビ東京だ。日経新聞系列だから産業系の番組があるので結構見るが、新製品開発秘話や倒産寸前を立て直したなどのがんばろう日本企画が多くて、取材陣は大変だろうと思っている。ただこれも午後11時半ごろだがWBSの中で『トレンド卵』というコロンブスの卵に引っ掛けた新製品開発情報は結構面白い。

いずれにしてもひな壇に座っている芸人といわれる人たちの馬鹿騒ぎはそろそろやめて、この国の行く末を考える本物のテレビメディアに育ってくれないかと老人は思っている。芸人は寄席で勝負をしろと言いたい。企画するプロデュサーやディレクターは国民総白痴化の音頭をとり、もしかしてその裏には政権があったりしているのか、疑心暗鬼で想像している。

これからの国のあり方は情報戦が制すとまで言われているが、このままでは我々の孫の時代に徴兵制や翼賛会的な体制が出来上がってくるのではないだろうか。テレビ業界については,是非この国の行く末を考える番組作りや公正中立な情報発信を願いたいものだ。

ついでにラジオ業界にも同じような要望をしておきたい。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする