葉山の海と森

葉山町の自然と日々の暮らしのスケッチ

分譲地完成

2009-05-05 16:08:33 | Weblog
一昨年の8月に土地開発の説明会から約二年で拙宅隣接地の分譲地の造成が終了した。その間紆余曲折があったが、昨年の8月に近隣住民との開発条件の合意がなされ約千坪の森林が跡形も無く消滅し、周囲数メートルのわずかな緑が残された事がせめてもの運動の成果かと思うと今更ながら、法律とは如何なるものかと改めて考えさせられる。(14区画が13区画となり1区画分の緑が保たれただけの合意)

07年8月の説明会以降、街づくりの難しさや役人や議員の実態が垣間見えた事が今までの人生の中で一番の勉強になった事だと思います。この間偶然にも前町長の選挙資金問題での辞任やそれに伴う補欠選挙などで、まさか自分がその渦中に立つなどと思いもよらなかった事が、次々に起きてロールプレーンゲームのようでした。
でもこれは自分の人生の中でやろうと思っても出来ない経験を運動の仲間からの後押しで本当に感謝です。(ある意味開発業者にも感謝です)
何せ1週間の準備で2000票も頂いたのですから、感謝の何ものでもありません。

開発側の不動産会社も我々のあの手この手で繰り出してくる法律のニッチな条文を些か感情を露わにし、険悪な状態になりましたがそこは何といっても御用邸の町葉山の紳士、淑女の集まりでもあるし品良く交渉し、一区画分の緑を残す事に成功したわけです。大きいか小さいかの判断は出来ませんが、街づくりに関する一定の条件を引き出せたのは事実だと思いますが、まだまだ不備な条例のため町民、議会、役所一体になってこの小さな町を如何に住みよい町にするかを考えなくてはいけません。

昨年7月のアメリカ発の不況の波の影響を世界で一番受けている日本で、又この小さい町の葉山で隣の分譲地が本当に売れるのか?伐採された樹木たちが無駄死にしないように今度は我々も何とか売れて新しい住民が増えてより良いコミュニティーが出来るように不動産会社に協力をしなければいけないのではないかと思うほどです。只金融関連は今一番厳しい状態にあるので、審査も厳しく住宅取得が政府が言っているほど簡単ではない事が今一番心配です。

この町の状況は空き家が多いし、山の上の住宅地はなおさら櫛の歯が抜けるようになってきて治安も悪くなりつつあるので、行政の運営は益々難しくなってきているし、なおかつゴミ問題では被告人の立場だし、どうする葉山、どうなる葉山なのに大部分の町民はノー天気に葉山ライフを楽しんでいる。だから議員や役人はコストダウンを考えないし、イノベーションもしないしこれが葉山流と思えば腹も立たなくなってきますね。(本当はこれではいけないと分かってますが、、)

話を分譲地の戻しますと、この土地いくらで売るのだろうと思って興味があるのですが、所謂、国交省や税務署の評価よりも相当高いのではないかと言う噂が専らです。若い人達が買える金額だと良いのですがそうは問屋が卸さないでしょうね。
ここは山回りも海回りもバスの便が良く、歩いて5,6分の距離で海まで水着で歩けるところですから相当な価値を持たしていると思いますので、一寸若い人達には厳しいかなと思っています。でも子供を育てる環境やママたちが自分の時間を持つには最適なところなので、頑張って移り住んでくれると我々ロートルは子供たちの元気な声や新しい人達との交流で元気になれるのです。そして町も元気に再生されるのです。

若い皆さん『葉山にいらっしゃ~い』




























コメント
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