師走の風が吹き始めたこの頃に降って湧いた総選挙にどうでもいいやという事で話題を変える事にしました。
先日御成り通りの新生銀行の脇の路地の奥の喫茶店に入ってお茶をしていたら、往年の女優たちのスライドを壁一面を使って映写していました。鎌倉はスターの多く住んだ町なんだと改めて感慨にふけってどれだけ住んでいたんだろうと知っている範囲で数えて見ました。
やはり松竹系の俳優が多かったようで住んでいたところも含めて書き出して見たいと思って記憶をたどり順不同で書いて見たいと思っています。多少字が間違っているかもしれませんがご容赦ください。(順不同、敬称略)
何と言ってもご存命中の原節子さん、大塔宮近くに住んでいた佐田啓二、新珠美千代、妙本寺前の月丘夢路、笹目の伊藤雄之助、宇佐美淳(也)、扇が谷の三井弘次、磯野暁雄、小町の小林重四郎、井川邦子、材木座の安井昌二、四方晴美一家、殿山泰司、北鎌倉の三崎千恵子、大船の笠智衆、雪ノ下の先代松本幸四郎一家や、お元気なよろめきドラマの長内美那子、宗方勝己夫妻、多くの方は鬼籍に入られたが志村喬のように瑞泉寺に終の棲家を定めた方も居られる。時々バスで見かける武智鉄二の娘の川口小枝も元気そうだ。
それぞれ日本を代表する俳優であり、女優であった。私の周囲にこれだけの人達が住んでいたことが誇らしいし、鎌倉と言う自然に恵まれた、又人に恵まれた土地もそうはないだろうと思っている。
このほか一時住んだ方たちは数知れず夏目雅子、伊集院静夫妻、寺田農等恐らく芸の肥やしになって、よすがになってくれればこの環境を作っていくことが鎌倉作りの基本かもしれない。これからも鎌倉を愛し、守る活動を仲間と頑張っていきたいと思う晩秋の想いである。