京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

仙太郎のみなづき

2021年05月29日 22時02分00秒 | 日記
 "水無月"と言えば6月30日の"夏越の祓"の日に食するお菓子ですが、既に梅雨入りもし、梅雨が明ければ酷暑の夏になる今日の日本です。

暑気払いと健康維持を願ってまだ5月ですが
水無月を購入しました。



お気に入りは「仙太郎」さん。
外郎の食感と小豆の甘さのバランスが超抜群です。

今回は高島屋京都店で白と黒を購入。他の菓子店では6月のみの販売ですが仙太郎さんの人気商品だけに年間販売されています。
いつも行列が出来ているので直ぐにわかります。

これだけのクオリティーで210円です。
人気があるのもわかります。



歳を重ねてくると小豆の美味しさの虜になってきます。
と言う訳で"くず桜"と"くず小豆抹茶"も購入!
並んでいる間にガラスケースの中をどうしても見てしまい、あれもこれも、、、、になってしまいます。

「美味しく頂ける時には迷わず頂く」が最近のモットーなので、まぁ!いいか!って感じです。








相国寺 春の特別拝観

2021年05月29日 07時28分00秒 | 日記
 相国寺は臨済宗相国寺派の大本山で毎年、春と秋の一定期間のみ公開されます。





上の写真の門が相国寺の総門で通常時に使われる門です。
下の門は総門の西側にある勅使門です。
管長猊下の普山式の時や特別な賓客が通られる門で普段は閉じられています。 



勅使門の北側にある放生池です。
右に見える石橋は"天界橋"と呼ばれ、御所との境を意味しています。
この付近は"応仁の乱"での檄戦地で池には数え切れない程の死体が浮かんでいたそうです。



七堂伽藍のひとつ仏殿があったところです。
天文20年(1551)の"石橋の乱"で焼失し以後再建されず基壇・礎石のみが残っています。



"洪音楼"と呼ばれる鐘楼です。
袴腰の付いた立派な鐘楼です。



宗旦稲荷社です。
宗旦狐の逸話が多く残り、江戸時代の初めに境内に住み着いた白狐が時には千宗旦に化け茶事を行ったり、時には修行僧と坐禅をくみ、また、和尚と碁をうつなどしてしばしば姿を現したそうです。





拝観受付を済ませ、先ず法堂から拝観します。





過去の火災や戦乱で4度焼失しています。
現在の法堂は慶長10年(1605)に豊臣秀頼の寄進により再建されたものです。
天井には狩野光信筆の龍が描かれ、須弥壇の横から手を打つと堂内に残響音が響き"鳴き龍"と呼ばれています。







方丈の南庭は白砂だけの如何にも禅宗寺院らしい庭園です。







方丈内部は原在中の襖絵や杉戸絵で彩られています。(全てが原在中ではないです。)





裏方丈庭園に回ると表情が一変します。
渓谷からの水の流れを表した枯山水庭園で非常に変化に富んだ庭園です。
谷は人工的に作られたのでしょうか?
もみじが多く植えられ、秋には錦秋の庭へと変化します。







次に開山堂を拝観します。



相国寺の開山・夢窓疎石像をお祀りしています。
前庭は「龍渕水(りゅうえんすい)の庭」と呼ばれ、かっては蹴上から鉄管を埋設し運ばれた琵琶湖疏水の水が流れていました。(御所水道)
庭園の東側から庭園の淵を巡る水路が確認できます。



授与して頂いた御朱印の「圓明(えんみょう)」は開山・夢窓疎石をお祀りする開山堂を「圓明塔」からだそうです。

諸堂内部の写真は相国寺HPからの転載です。