京扇子大西常商店で町家の夏の佇まいを楽しみ、次にJR東海「そうだ 京都、行こう。」の表題のイベントに参加しました。
先ずは"六地蔵"の地名の発祥地でもある大善寺へ。
京都の夏の風物詩のひとつ「六地蔵めぐり」(毎年8月22日、23日)のひとつでもあります。
先ずは、ご住職によるお寺の由緒の説明があり、ご本尊さまの阿弥陀如来坐像にお詣りします。
続いて地蔵堂にお祀りします。
平安時代の朝廷の役人であった小野篁は48歳の時に熱病にかかり仮死状態になり、地獄を彷徨いました。
そこで地獄の責めに苦しむ罪人を救済されておられた地蔵菩薩に出逢われます。
地蔵菩薩の助けにより熱病から回復した篁卿は地蔵菩薩のご活躍に感じ入り六体の地蔵菩薩を刻まれました。
最初に刻まれたのが大善寺の地蔵菩薩です。
その後、後白河法皇の命により五つの街道に分置されました。
六地蔵めぐりの始まりです。
"お幡"と呼ばれるお札を授与して頂き、家の入口に吊るします。
一年の無病息災、家内安全、福徳将来にご利益があるとされています。
この日は特別に堂内に入ってお詣りが出来ました。
続いて観音堂にお詣りします。中のお厨子には千手観音菩薩立像がお祀りされています。
次に同じ浄土宗の寺院「正覚院」へと向かいます。