京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

【京蝋燭なかむら】京都を支えた灯りの老舗工房へ

2022年09月02日 09時33分00秒 | 日記
 8月23日は、まいまい京都の表題のツアーに参加しました。





今までに無鄰菴で宝蔵寺さんが所蔵されている伊藤若冲の作品を和蝋燭だけの灯りで鑑賞する会や、JR東海「そうだ 京都、行こう。」のイベントで妙心寺塔頭養徳院で和蝋燭の灯りで庭園を鑑賞する会に参加し和蝋燭に関心がありました。




いずれも"京蝋燭なかむら"さんの田川さんのご案内でした。

先ずは工房の見学です。













和蝋燭の製造工程は頂いたパンフレットによると19の工程によりやりなっています。

蝋燭が最初に登場したのは奈良時代で、当時の蝋燭は蜂蜜の巣から採った蝋を材料にした「蜜蝋燭」で中国・唐からの輸入品でした。

国産の蝋燭の原料は櫨(はぜ)の実から採れる植物油が使われ、芯は和紙と藺草(いぐさ)の髄が使われています。

和蝋燭の特徴としては油煙が少なく個人宅だと仏壇や部屋が汚れにくく、風に強く消えにくく、芯が中空になっているので風がなくても炎が揺らぎ神秘さを感じます。



田川さんが朱色に色付けされているのは主に浄土宗や浄土真宗の寺院で使われる和蝋燭です。

今や電球のLED化が進み、和蝋燭のように揺らぐ電球も開発され、貴船神社の参道の灯籠にも使われています。





次に場所を移して「蝋燭の絵付」体験です。
まいまい京都での体験ツアーは初めてではないでしょうか?





こちらはプロの方が描かれた絵蝋燭です。

花の無い時期には絵蝋燭を灯し、その代わりとしたそうです。

岩絵の具ではなく、アクリル絵の具を使うので発色が綺麗です。



僕が絵付けした"藤"です。
相変わらず絵心がないのがおわかり頂けると思います。





最後に"金運"が巡って来るようにディスプレイで展示されている"金箔をおした金の和蝋燭"を持して頂きました。
かなり重いです。










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