勝持寺の歴史は古く白鳳8年(679)天武天皇の勅願で創建されたと伝わります。
延暦10年(791)には桓武天皇の勅により伝教大師最澄が伽藍を整備し薬師瑠璃光如来を刻まれご本尊とされました。
しかし、この地も応仁の乱の兵火に遭い写真の仁王門を除きすべて焼失してしまいます。
このお寺を有名にしているのは西行法師ゆかりのお寺だからではないでしょうか。
鳥羽院に仕えていた北面の武士佐藤義清が妻子を捨て、この寺で出家、名を西行と改め庵を結び、一株の桜を植え愛でていたと言います。
その桜は「西行桜」と呼ばれるようになりました。
今も鐘楼の横には西行桜が代を重ねています。
境内は、小塩山の麓にあり、標高差や陽当たりの良し悪しで様々なもみじのグラデーションが楽しめます。
御朱印を授与して頂き、次に国宝仏をご本尊とされる願徳寺へと徒歩で向かいます。
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