こんにちは。ブロ友のみなさま。
この日は久しぶりに暑かったですね。
まるで夏の名残のようで、このところの草刈りに
よる身体の疲れか、ベッドに横たわったらいつのま
にか寝入ってしまい、ふと目覚めたら、おやつの時
間になっていました。
寝ぼけまなこで、野良に出かける用意をしようと
階段を降りていく。
考えだって定まらない。
ええっとどこまで野良仕事をやっていたんだろう。
あまりの稗(ひえ)の多さに、心底、どうしてい
のやらわからない。
それが本当のところ。
田んぼを観に行くたびに、イノシシがけもの道を
作っては、ぐるぐると走り回っている様子。
どうやら、嬉しがって、稗を食しているらしいこ
とが知れる。
それならそれで、彼らに食べたいだけ食べさせて、
冬場に枯れた稲を燃してしまうのが、ベターと思っ
たことでした。
のみ、しらみ、馬のしとする枕もと
どなたかの俳句にあったが、田んぼもこの句に見
えるような事態である。
山からの獣たちが、ダニや寄生虫を運んでくる。
こうあったかい日がつづいては、それらが大いに
繁殖してしまう。
わたしはできるだけ素肌をあらわにしない服装で
野良仕事にはげんではいるがどうしても隙ができる。
運のわるい場合、いのちにかかわるほどの感染症
におかされてしまうのである。
ツツガムシとやらである。
ダニにくわれた場合、むりやり、ひきはがさない
で、すぐさまお医者さまに診ていただくことだ。
この日も、おやつとお茶をいただいてから、田ん
ぼに出た。
思う、という字は、こころの上に田んぼとある。
田んぼを見まわして、これからどのように耕そう
とか、どんな作物を育てようか。
水稲なら、どんな段取りで育てていったらいいか。
考えるべきことが山ほどある。
ふとむかし昔のことを思い出した。
「おめえよ。なにぼんやり突っ立ってるんよ。は
よ手伝わんとだめだんべ」
義父の友だちだった、今は亡き福ちゃんの声がし
た気がした。
段ボールを尻の下に敷き、右手に鎌を持って草刈
りをはじめた。
稗は束になって生えている。
もうすぐ実がこぼれるまでに育っている。
そういえば稗もイネ科の仲間である。
むかしの稲刈りの要領だと思い、水草やらの雑草
をとりのぞきながら稗のねもとをざくざくと刈った。
どきどきは人が田んぼわきの小道を通る。
「よお」
「こんちは」
若い頃からのわたしを知る人の声が、力強い応援
となる瞬間である。
この日は久しぶりに暑かったですね。
まるで夏の名残のようで、このところの草刈りに
よる身体の疲れか、ベッドに横たわったらいつのま
にか寝入ってしまい、ふと目覚めたら、おやつの時
間になっていました。
寝ぼけまなこで、野良に出かける用意をしようと
階段を降りていく。
考えだって定まらない。
ええっとどこまで野良仕事をやっていたんだろう。
あまりの稗(ひえ)の多さに、心底、どうしてい
のやらわからない。
それが本当のところ。
田んぼを観に行くたびに、イノシシがけもの道を
作っては、ぐるぐると走り回っている様子。
どうやら、嬉しがって、稗を食しているらしいこ
とが知れる。
それならそれで、彼らに食べたいだけ食べさせて、
冬場に枯れた稲を燃してしまうのが、ベターと思っ
たことでした。
のみ、しらみ、馬のしとする枕もと
どなたかの俳句にあったが、田んぼもこの句に見
えるような事態である。
山からの獣たちが、ダニや寄生虫を運んでくる。
こうあったかい日がつづいては、それらが大いに
繁殖してしまう。
わたしはできるだけ素肌をあらわにしない服装で
野良仕事にはげんではいるがどうしても隙ができる。
運のわるい場合、いのちにかかわるほどの感染症
におかされてしまうのである。
ツツガムシとやらである。
ダニにくわれた場合、むりやり、ひきはがさない
で、すぐさまお医者さまに診ていただくことだ。
この日も、おやつとお茶をいただいてから、田ん
ぼに出た。
思う、という字は、こころの上に田んぼとある。
田んぼを見まわして、これからどのように耕そう
とか、どんな作物を育てようか。
水稲なら、どんな段取りで育てていったらいいか。
考えるべきことが山ほどある。
ふとむかし昔のことを思い出した。
「おめえよ。なにぼんやり突っ立ってるんよ。は
よ手伝わんとだめだんべ」
義父の友だちだった、今は亡き福ちゃんの声がし
た気がした。
段ボールを尻の下に敷き、右手に鎌を持って草刈
りをはじめた。
稗は束になって生えている。
もうすぐ実がこぼれるまでに育っている。
そういえば稗もイネ科の仲間である。
むかしの稲刈りの要領だと思い、水草やらの雑草
をとりのぞきながら稗のねもとをざくざくと刈った。
どきどきは人が田んぼわきの小道を通る。
「よお」
「こんちは」
若い頃からのわたしを知る人の声が、力強い応援
となる瞬間である。