あまりにお話が長いと、筆者もいったん立
ち止まらざるを得ない。
ブログはあまりに回を重ねると、最初の方
を読み返すのがむずかしくなってしまう。
書物のように、パラパラめくるようなわけ
にはいかない。
MAYちゃんと田崎宇一。
彼らがどういう気持ちでいるのか、いま一
度よく考えてみたい。
インターミッションである。
ありがたくも、拙著をお読みいただいてい
る方におかれましても、この先ふたつの話が
どう展開していくのか、自分なりの予想を持
ちたいことでしょう。
とりわけ「苔むす墓石」。
これからどうなっていくのか。
宇一がK市の会社にいた頃なら、話がまあ
まあわかった。
だが、彼が平山ゆかりの実家に訪ねて行っ
たあたりから、お話が奇々怪々すぎる。
何のことやら、まったくわからない。
そう思われる方が多いでしょう。
宇一と初めて会ったはずのゆかりが、初め
てではないと、言い張る。
何やら大昔からのえにしが、宇一とゆかり
を結びつけているらしい。
いったい、それは何なのか。
宇一はまったく身に覚えがないのだが、ゆ
かりは、実家の離れで、ふたりが一夜のちぎ
りを結んだといいはる。
彼女にせかされ、宇一はしかたなく駆け落
ち同然で、彼女の実家を離れる。
途中、平山家の墓地を訪れる。
鹿人(しかと)少年。
平山家の墓地を訪れたお坊さま。
彼らの物語における役割はどのようなもの
だろう。
もっとも、お坊さまは何者かに食われてお
しまいになったらしい。
ある瞬間から平安の世にスリップしてしま
い、お話はますますわからなくなる。
とにかく、宇一はもとの世に戻りたくてしょ
うがない。
大事な母がいるからである。
はてさてこのあと、お話がどんなふうに展
開していくのか。
筆者なりに考えに考えるが、最後は登場人
物の動きにまかせるしかない。
話は変わって、今の令和の世。
二年目に、とんでもない疫病が、世界的に
広がってしまった。
新型コロナウイルスによる感染症である。
動物から動物へ。
動物から人へ。
人から人へ。
ウイルスが変異を遂げながら、感染していっ
ているらしい。
なんとも、恐ろしいことだ。
日本国内でも初めはぽつぽつだったが、し
だいに感染のスピードが増した。
しかし、このところ、その勢いが収まって
きた。
うれしい限りだが、なにがウイルスの力を
弱めたか。
知りたいものである。
一説によると、太陽から放たれる紫外線の
一種が原因だという。
ああなるほど、とわたしは思った。
五月は夏より紫外線が強いと、聞いたこと
がある。
最高気温が三十度にせまったのはいつのこ
とだったろう。
梅雨ざむを思わせる、連日のお天気に見舞
われると、はてさて、そんな暑い日があった
のやらと考えこんでしまう。
いやまあ、この季節、陽気が定まらないの
は今に限ったことではないが、あまりに変化
がはげしい。
冬と夏のさかいめ。
冷気と熱気が交錯する。
室内の壁にかけられた温度計に眼をやると、
午後三時の気温は、十七度。
戸外は雨が降ったり、やんだり。
灰色の雲が山並みの上部をおおったままで、
なかなか去りそうにない。
あまりに肌寒いいから、肌に身に付けるも
のを上下とも、一枚ずつ追加した。
そそっかしいわたしは、しまいこんだ電気
炬燵をまた取り出した。
還暦を過ぎてから少食になった。
現在の体重は、およそ六十キロ。
働き盛りの三十代から四十代の頃は、七十
キロを超えたことがあった。
三か月ほど前に訪れた友人が、
「おまえやせたんじゃないか」
と、ふともらした。
なにいってる。おまえこそ、といい返した
いのを我慢した。
彼とは五十年来の付き合い。
いまさら、気まずくなりたくなかった。
そんなだから、玄米三十キロを持ち上げる
のにも苦労する。
よしっと声をかけ、ようやく持ち上げても
ふらついてしまう。
この時期、体調管理に気をつけなくてはと
切に感じている。
なるべく早く、ぎらぎらかがやく太陽が見
たいのだ。
紫外線をバンバン放出し、新型コロナウイ
ルスを退治してもらいたい。
とにかく、わたしは単なる風邪さえ引いて
はならぬと思っている。
鼻水やのどの痛み、せきの症状が出ないよ
うに極力努めている。
世間の眼がきびし過ぎるからだ。
運わるく、陽性になった人が身体的にも精
神的にも追い込まれているとの由。
テレビや新聞が報道している。
好き好んで、コロナウイルスに冒されたわ
けではないのだ。
誰もが同じように、冒されるのだ。
まさに命がけで、患者の治療にあたってお
られる医師や看護師のみなさま。
本当にありがとうございます。
ち止まらざるを得ない。
ブログはあまりに回を重ねると、最初の方
を読み返すのがむずかしくなってしまう。
書物のように、パラパラめくるようなわけ
にはいかない。
MAYちゃんと田崎宇一。
彼らがどういう気持ちでいるのか、いま一
度よく考えてみたい。
インターミッションである。
ありがたくも、拙著をお読みいただいてい
る方におかれましても、この先ふたつの話が
どう展開していくのか、自分なりの予想を持
ちたいことでしょう。
とりわけ「苔むす墓石」。
これからどうなっていくのか。
宇一がK市の会社にいた頃なら、話がまあ
まあわかった。
だが、彼が平山ゆかりの実家に訪ねて行っ
たあたりから、お話が奇々怪々すぎる。
何のことやら、まったくわからない。
そう思われる方が多いでしょう。
宇一と初めて会ったはずのゆかりが、初め
てではないと、言い張る。
何やら大昔からのえにしが、宇一とゆかり
を結びつけているらしい。
いったい、それは何なのか。
宇一はまったく身に覚えがないのだが、ゆ
かりは、実家の離れで、ふたりが一夜のちぎ
りを結んだといいはる。
彼女にせかされ、宇一はしかたなく駆け落
ち同然で、彼女の実家を離れる。
途中、平山家の墓地を訪れる。
鹿人(しかと)少年。
平山家の墓地を訪れたお坊さま。
彼らの物語における役割はどのようなもの
だろう。
もっとも、お坊さまは何者かに食われてお
しまいになったらしい。
ある瞬間から平安の世にスリップしてしま
い、お話はますますわからなくなる。
とにかく、宇一はもとの世に戻りたくてしょ
うがない。
大事な母がいるからである。
はてさてこのあと、お話がどんなふうに展
開していくのか。
筆者なりに考えに考えるが、最後は登場人
物の動きにまかせるしかない。
話は変わって、今の令和の世。
二年目に、とんでもない疫病が、世界的に
広がってしまった。
新型コロナウイルスによる感染症である。
動物から動物へ。
動物から人へ。
人から人へ。
ウイルスが変異を遂げながら、感染していっ
ているらしい。
なんとも、恐ろしいことだ。
日本国内でも初めはぽつぽつだったが、し
だいに感染のスピードが増した。
しかし、このところ、その勢いが収まって
きた。
うれしい限りだが、なにがウイルスの力を
弱めたか。
知りたいものである。
一説によると、太陽から放たれる紫外線の
一種が原因だという。
ああなるほど、とわたしは思った。
五月は夏より紫外線が強いと、聞いたこと
がある。
最高気温が三十度にせまったのはいつのこ
とだったろう。
梅雨ざむを思わせる、連日のお天気に見舞
われると、はてさて、そんな暑い日があった
のやらと考えこんでしまう。
いやまあ、この季節、陽気が定まらないの
は今に限ったことではないが、あまりに変化
がはげしい。
冬と夏のさかいめ。
冷気と熱気が交錯する。
室内の壁にかけられた温度計に眼をやると、
午後三時の気温は、十七度。
戸外は雨が降ったり、やんだり。
灰色の雲が山並みの上部をおおったままで、
なかなか去りそうにない。
あまりに肌寒いいから、肌に身に付けるも
のを上下とも、一枚ずつ追加した。
そそっかしいわたしは、しまいこんだ電気
炬燵をまた取り出した。
還暦を過ぎてから少食になった。
現在の体重は、およそ六十キロ。
働き盛りの三十代から四十代の頃は、七十
キロを超えたことがあった。
三か月ほど前に訪れた友人が、
「おまえやせたんじゃないか」
と、ふともらした。
なにいってる。おまえこそ、といい返した
いのを我慢した。
彼とは五十年来の付き合い。
いまさら、気まずくなりたくなかった。
そんなだから、玄米三十キロを持ち上げる
のにも苦労する。
よしっと声をかけ、ようやく持ち上げても
ふらついてしまう。
この時期、体調管理に気をつけなくてはと
切に感じている。
なるべく早く、ぎらぎらかがやく太陽が見
たいのだ。
紫外線をバンバン放出し、新型コロナウイ
ルスを退治してもらいたい。
とにかく、わたしは単なる風邪さえ引いて
はならぬと思っている。
鼻水やのどの痛み、せきの症状が出ないよ
うに極力努めている。
世間の眼がきびし過ぎるからだ。
運わるく、陽性になった人が身体的にも精
神的にも追い込まれているとの由。
テレビや新聞が報道している。
好き好んで、コロナウイルスに冒されたわ
けではないのだ。
誰もが同じように、冒されるのだ。
まさに命がけで、患者の治療にあたってお
られる医師や看護師のみなさま。
本当にありがとうございます。