女将さんが出来るようになった

　毎週土曜の夜は、タンポポ・女将さん・営業部長の三人の練習となる。

　女将さんは、卓球歴ウン十年、営業部長は初体験(しかも利き腕でない左で)、タンポポは経験１年(週１,２)。

　この三人の、この卓球を体現している順序は、タンポポ・営業部長・女将さんなのである。

　その三番目の女将さんが、今日開眼した、「動きながら打つ」ということが解ったらしい。

　それまでは、油の切れたロボットのような動きしか出来なかったのだけれど、淀みない流れの中でボールを打ち始めた。
　そうなると、必然のことながらボールの走りが変わってくる、「生きた球」という表現が最も言い得ているか。

　多分、打っていて気持ちが良かったはずだ、７５のピッチに対応できるようになっていた、それまでは６０弱がやっとだったのに。

　練習が終わってから女将さんが言った、「動きながら打っちゃダメだ、と教わってきた。それを動きながら打つと意識したら簡単だった」と。

　面白くなってきた。