思った事をそのままに

毎日綴る事は無いと思いますけど、日常の生活やその他に感じた事を思うが侭に書きたいと思います。

無情な親に子供は殺される

2013-09-13 21:17:25 | 社会

最近は、親が子供に虐待といった事が良く報じられるが、ここ数年の間に子供を持った者達は子供をどの様に意識し、自分はどの様な立場の者なのかを、どこまで理解しているのだろうか。

昔なら、子供が詰まらない悪戯や悪い事などをすれば、叱咤を行う親が多かったのではないだろうか。
だが、昔の親はストレス発散などの為に子供に怒りをぶつける、暴力行為を行うのでは無く、行為の良し悪しをしっかりと教え、同じ事など行ってはならないとしかりつけていた筈。

親の虐待の情報はよく流れては来るが、それは一部の家庭での事だろうと思う。だが、子供を愛し守ろうとするのでは無く、一つの道具として扱う者が多くなっているのだろうか。

東京新聞が、埼玉県の母子家庭で部屋に置き去りにしていた事から1歳8ヶ月の子供が、「逮捕容疑では、八月十日午前十一時ごろから十一日午前五時ごろにかけ、自宅アパートのエアコンのない寝室に凜愛ちゃんを放置し熱中症による脱水症で死なせたとされる。県警によると容疑を認め「寝室にジュースのペットボトル二本を置いて仕事に出掛けた」と供述。室内から空のボトルが見つかった。」として、親の勝手な行動により小さな子供が殺されている。

この親は、昨年秋から仕事だけでは無い、遊びに行く時にも部屋の中にほったらかしにし、出掛けていたらしい。
まだ1歳8ヶ月の子供。自分で食事は出来ないだろう。この子は一日の食事をどの様にして得る事が出来ていたのだろうか。
親としての意識をしっかりと持っているなら、まだ2歳にも満たない子供が用意されていたかもしれない昼食を食べる事が出来ていたなどとは思えないし、夕食もちゃんと食べさせていたのだろうか。

そして今夏は猛暑の連日だった。大人でも非常にきつい日々が続いた厳しい夏だった。今夏の状況など、この親もしっかりと認識していた筈だよ。なのに、何らかの施設に預け、仕事に行っている間などはちゃんと面倒見てもらう事もせず、部屋にほったらかし。

そして、子供が部屋で熱中症で亡くなった時に親が子供の為に置いて行っていたのは、2本のジュースのペットボトルだけ。
出掛けるとなれば、部屋の窓など締め切っていたんだろうな。そんな事すると、昼間だけじゃ無い、夜も部屋は蒸し暑くて堪らん状態となってしまう。そんな事、それくらいの事は分かっていただろう。

食事としておかれてあったのは、ジュースのペットボトルが2本だけ。2歳未満の子供が暑さに耐える為に、飲んだんだろうな。だが、すぐに無くなっただろう。そうなると、もう暑さにただ耐えるしかない。
この時の子供はどの様な心境にあったのだろう。そして、子供をこの様な状況に起きながら、仕事の後にも帰らずに遊び惚けていた親は子供をどの様に思っていたのだろう。

どこまでも自分の事ばかりを考え、自分の子供の事を無視しきっていた無情な親としか思えない。

因みに、「八月十日の市内の最高気温は三七・七度。室温は四〇度近かったとみられる」らしい。