お散歩途中で、マリリンがくしゃみのようなゲップのような変な音を出し、
胃液のような、粘液質のようなものを吐き出す事数回。
" Que te pasa?・・どうしたの?"
"Tienes problema?・・どうかした?"
答えてはくれないわね、これが動物との付き合いのもどかしいところ。
1日1回の餌も、全く食べない。散歩後の犬用ビスケットすら見向きもしない。
4キロちょっとの体は、何かあればダメージは大きい。治るのも早いけれど。
セニョール・ダン、
「2日くらい何もやらないで様子を見よう!」
医者の子なのに、だから?薬は極力避ける人。
おなかを壊したら、胃腸を空っぽにまずする。
お水を飲んで、物は食べない。
なんとなく調子が具合が悪い。・・・ほっとけ!の人。
身体は、外から薬が入ってくると、自己治癒をす~ぐサボる、怠ける。
そして、薬漬けになっていくのよね。それをセニョールは知ってたのかも。
だから、ましてや犬に、騒ぐでない!だったのよ。私も同感!ちょっと心配
だったけど。
予防注射の季節になって、かかりつけの動物病院へセニョールがマリリンを
連れて行って、そのときに事情を言えば、
「多分、仮性妊娠、そう、想像妊娠でしょう」
ですって。それこそ「想像妊娠~?犬が~?信じられない話ねぇ」
「それしか考えられないって」
「コタクンを、パパにして~~!」
「ダメ!」
このやり取りを何回か。ご近所のシーズーのオス犬の飼い主さんへお願いし
てたのだけど、断られてたの。
ついこの前も、マリリンは受胎可能時期を経験していたから、もしかしたら、
彼女の動物の本能が、ママになれない年月を経ていくことに、体が切ない反応
をしちゃったのかもしれないわね。
知り合いの方のお身内の女性の想像妊娠の話が、遠い昔にあったのを思い出し
ちゃったわ。
本人の妊娠願望と、周りからのプレッシャーによる仮性妊娠の話を。
それが、犬にまであったなんてねえ、切ない話よ。
空腹に耐えられずに、餌を少しは食べるようになったけれど、回復はしていないわ。
「マリリン、まだつわりがひどい?」(笑)
こんな具合なので、お散歩時は、リードをはずして歩かせる。
リードをつけると、そっちは行かない、歩きたくない、こっち、など等。ところが、
自由にしてやると、片時も傍から離れない気の小さな、内弁慶な女の子よ。
道草をくう彼女に、
"No vas?・・行かない?"
"Entonces ya mama me voy,sola.・・そう、じゃママは一人で行くわね"
すると、慌ててピッタリよ。わかってるのよねぇ。うい(愛い)マリリンです。
ママになりそこなった、可哀想な子。
"Pobre de ti.・・可哀想に"
相変わらず、キョウコサンとの往復書簡は続いています。
彼女からのお便りは、郵便屋さんのバイク音を心待ちにするほど楽しい爆笑内容。
ご自分の失敗談を淡々と書いて、痴れーっと、
「知らないことは知ったかぶり、知ってることは何倍にも膨らませて・・・」
こんな正直者見たことない。
ヒツヨウをどこかでシツヨウと思い込んで、辞書、それも若かりし頃の古~いそれ
に首っ引きで探す。簡単な単語が出てこない焦りを丁寧に書いて、
「出てきたと思ったら、『失楽園』なんてね・・・・」
それに私が
「あ、学が自然と飛び出して、『失楽園』て、ミルトンのでしょう?まかり間違っ
ても、渡辺淳一の『失楽園』とは違うわよね?VINO TINTOに青酸カリ入れて、
口移しに飲ませて、重なって死んじゃった、あのアレじゃあないでしょうね?
あらっ、私ってなんで知ってるの?ええ、近所のババが読め読めって、もってらし
て、ついでに映画が凄かったわよーなんて話も聞かされて。あの頃、淫乱ドンスの
中高年女達が其処ら辺にウジャウジャだったから。でもあれは、読んだり観たりす
るものじゃなく、するものです・・・」
なんて書いて、又、私からの手紙は逗子に向かったのです。
数独と朗読だけじゃ、脳みそには役立ってないみたいだから、英語も懐かしい
スペイン語もお勉強し直しですって。
私も、なるべく他言語で表現することを心がけてはいるわ。
何しろす~ぐ怠けようとする脳みそなもので、絶えず、叱咤激励が必要なのです。
彼女の辞書には渡辺淳一のそれは載ってるわけはありません。もちろん、私が思い
出したミルトンのそれでしょう。・・ああ、どれほど学生時代に作家・作品名を
暗記させられたか?苦しめられました。フ~~~
胃液のような、粘液質のようなものを吐き出す事数回。
" Que te pasa?・・どうしたの?"
"Tienes problema?・・どうかした?"
答えてはくれないわね、これが動物との付き合いのもどかしいところ。
1日1回の餌も、全く食べない。散歩後の犬用ビスケットすら見向きもしない。
4キロちょっとの体は、何かあればダメージは大きい。治るのも早いけれど。
セニョール・ダン、
「2日くらい何もやらないで様子を見よう!」
医者の子なのに、だから?薬は極力避ける人。
おなかを壊したら、胃腸を空っぽにまずする。
お水を飲んで、物は食べない。
なんとなく調子が具合が悪い。・・・ほっとけ!の人。
身体は、外から薬が入ってくると、自己治癒をす~ぐサボる、怠ける。
そして、薬漬けになっていくのよね。それをセニョールは知ってたのかも。
だから、ましてや犬に、騒ぐでない!だったのよ。私も同感!ちょっと心配
だったけど。
予防注射の季節になって、かかりつけの動物病院へセニョールがマリリンを
連れて行って、そのときに事情を言えば、
「多分、仮性妊娠、そう、想像妊娠でしょう」
ですって。それこそ「想像妊娠~?犬が~?信じられない話ねぇ」
「それしか考えられないって」
「コタクンを、パパにして~~!」
「ダメ!」
このやり取りを何回か。ご近所のシーズーのオス犬の飼い主さんへお願いし
てたのだけど、断られてたの。
ついこの前も、マリリンは受胎可能時期を経験していたから、もしかしたら、
彼女の動物の本能が、ママになれない年月を経ていくことに、体が切ない反応
をしちゃったのかもしれないわね。
知り合いの方のお身内の女性の想像妊娠の話が、遠い昔にあったのを思い出し
ちゃったわ。
本人の妊娠願望と、周りからのプレッシャーによる仮性妊娠の話を。
それが、犬にまであったなんてねえ、切ない話よ。
空腹に耐えられずに、餌を少しは食べるようになったけれど、回復はしていないわ。
「マリリン、まだつわりがひどい?」(笑)
こんな具合なので、お散歩時は、リードをはずして歩かせる。
リードをつけると、そっちは行かない、歩きたくない、こっち、など等。ところが、
自由にしてやると、片時も傍から離れない気の小さな、内弁慶な女の子よ。
道草をくう彼女に、
"No vas?・・行かない?"
"Entonces ya mama me voy,sola.・・そう、じゃママは一人で行くわね"
すると、慌ててピッタリよ。わかってるのよねぇ。うい(愛い)マリリンです。
ママになりそこなった、可哀想な子。
"Pobre de ti.・・可哀想に"
相変わらず、キョウコサンとの往復書簡は続いています。
彼女からのお便りは、郵便屋さんのバイク音を心待ちにするほど楽しい爆笑内容。
ご自分の失敗談を淡々と書いて、痴れーっと、
「知らないことは知ったかぶり、知ってることは何倍にも膨らませて・・・」
こんな正直者見たことない。
ヒツヨウをどこかでシツヨウと思い込んで、辞書、それも若かりし頃の古~いそれ
に首っ引きで探す。簡単な単語が出てこない焦りを丁寧に書いて、
「出てきたと思ったら、『失楽園』なんてね・・・・」
それに私が
「あ、学が自然と飛び出して、『失楽園』て、ミルトンのでしょう?まかり間違っ
ても、渡辺淳一の『失楽園』とは違うわよね?VINO TINTOに青酸カリ入れて、
口移しに飲ませて、重なって死んじゃった、あのアレじゃあないでしょうね?
あらっ、私ってなんで知ってるの?ええ、近所のババが読め読めって、もってらし
て、ついでに映画が凄かったわよーなんて話も聞かされて。あの頃、淫乱ドンスの
中高年女達が其処ら辺にウジャウジャだったから。でもあれは、読んだり観たりす
るものじゃなく、するものです・・・」
なんて書いて、又、私からの手紙は逗子に向かったのです。
数独と朗読だけじゃ、脳みそには役立ってないみたいだから、英語も懐かしい
スペイン語もお勉強し直しですって。
私も、なるべく他言語で表現することを心がけてはいるわ。
何しろす~ぐ怠けようとする脳みそなもので、絶えず、叱咤激励が必要なのです。
彼女の辞書には渡辺淳一のそれは載ってるわけはありません。もちろん、私が思い
出したミルトンのそれでしょう。・・ああ、どれほど学生時代に作家・作品名を
暗記させられたか?苦しめられました。フ~~~