ミクロもマクロも

心理カウンセラーが気ままに書き続ける当たり前

干杯!=乾杯!

2008-11-18 20:32:18 | Weblog
夕方6時横浜駅待ち合わせは、中国語のキョウシン老師(先生)24才男児。
今上映中の「レッド・クリフ」(このタイトルは納得できないのだけど)、
なぜ英語題名?有名な「赤壁の戦い」は多くの日本人の知るところじゃない?
その赤壁の戦いがあった湖北省出身中国人留学生は大学3年生。
彼の出身地武漢の現在は、多くの日本企業が進出している工業都市(ですって)。
彼もやっぱり一人っ子。環境が一人っ子だらけで育った彼は、兄弟が居ない寂
しさは感じたことがないそうで、そうなの?です。
彼が感じる日本人と中国人の大きな違いの一つに、

  日本人の個人は・・・・・声が小さい、主張は無い。
      団体は・・・・・団結意見が一致。

  中国人の個人は・・・・・しっかり自己主張。
      団体は・・・・・まとまりにくい。

面白い民族差。ゼミで質疑応答、テーマはイデオロギー。モニョモニョ、可も
なく不可もなく。強い主張はないのが日本人学生。
もう、イデオロギーの時代じゃあないし、豊かな時代に、ほとんど何でも入手
できる環境の中に生きる日本の子達に、イデオロギーについて強い意思表示が
あろう筈はないって思うわね。「和をもって尊しとなす」DNAは、衆目の中
で意見を言うなんて、なかなか出来るものじゃないのよ。目立たないって大事
な存在形態なのかも知れないわね。いっつも同じ蚊帳の中。「ね?」「ね?」
の仲間がいる所。
大学が就職のためのステップになってる、有利な条件の中にある大学の存在は、
少子化が進む中で全員大卒になりそうな、システムに移行しようとしているみ
たいですもの。

今の時代、両極端へ全てが分かれているように見えるわ私には。
ひたすら他者へ依存のグループ。出来るだけ、自己完結しようとする少数派。
「寄らば大樹の陰」は、大方が考える保身。まあ、なるべく安全パイを手に入れ
たいって、普通の感覚ですものね。う~ん、でも自分の人生は自分しか扱えない
事をもっともっと知らなきゃ、つかみ所のないつまんない軟弱な、眉毛を剃る
間抜け面を毎日鏡の中で見なきゃならない、気色の悪い操られたがる人種になる
のよ。ホラッ誰かが幸せを運んで来てくれるってどこかで思い込んでいる、自分
以外の人になろうと躍起になっている気持ち悪い若者達。

若き老師は、異郷に飛び込んできちゃったのですから、ノホホンの日本の若者よ
りは、かなり真剣よね。ならざるを得ない。
日本国の援助で(国費留学生)の試験結果で、修士課程に進めるそう。加油!

「おが屋」へ。
「干杯!ganbei」乾杯ビールでスタート。
以前の、上海出身中国人先生は下戸でした。彼は?「はい、弱くはないです」。
つまみは全部お任せにして、飲んで・食べて・しゃべって、夜は更けます。
彼は夜部「上級クラス」も受け持って。毎週、授業後近くの中華料理店で懇親
会ですって。それが楽しみな生徒達みたい。そこで、40度からある白酒をス
トレートが普通ですって。(ワォ)油っこい中華料理ならばこそのお酒ね。
日本酒は12,3度程度のアルコールですから、やっぱりお料理もそれに見合
ったものです。日本人は多民族と比べるとかなりアルコールに弱い民族らしい
わ。アルコールを分解する酵素が少ないらしいわね。

「またおいでね」って、おが屋オーナー。
「日本人みたいな日本語で、知らなければ日本人だと思うくらいよ」は彼の妻。
同じ私鉄沿線に住む老師です。途中まで一緒。
中国語に関しては少しお聞きして。外国語の習得には近道はないって、同意見。
単語もフレーズも、言いながら書く、を最低50回は必須。音が全ての中国語
って感じの言語ですから、目で字面を追うばかりでは、いつまで経ってもしゃ
べれません。例えば、chi,qi,zhi の発音、違いを言えない私です。
山の中の、道なき道を行くような、心もとない歩みですが、放り出すには魅力的
すぎる言語なのです。もう少し付き合いましょうか。