木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

インゲンの収穫

2022年07月04日 09時00分45秒 | 耕作放棄地

マメ科の野菜は好物である。何よりも美味しいのが特徴だが、栽培も容易い。ネットを張って種蒔きして、程よく肥培管理すれば健やかに成長してくれる。難儀なのは収穫ぐらい、何せ数量が多いので1個づつむしるのが面倒なのだ。収穫には入浴用のイスを持ち出し、座り込みながらハサミでカットしていくようにしている。時間が掛かることこの上無し、従って先輩方にも、必要とあらばむしって下さい、と宣告している。失礼かとは思うのだが、とてもじゃないが収穫してまで提供できない。ご無礼、お許しを。ということで、今年の「インゲン」も無事に成長し収穫時を迎えた。画像のように、少し小さめの間が美味しいのだ。早めに収穫するに限るだろう、面倒だが作業を始めますか。

インゲンはご存じのように「三度豆」とも言われる。年に3回も収穫可能なのが、その由来だとか。確かに春一番、夏場、秋口と3回の栽培は可能だろう、スケジュール管理が逼迫はするが困難では無い。通常は春と秋の2回かな。子狸も年2回のペースだ。種子は2袋購入し、ネットを挟んで2列に種蒔きした。ほぼ全部が発芽して今日を迎えたのだが、下から順に実りだしているようだ。大きめなのを中心に収穫を進めていく。まずは自宅用とご近所さん用、弁当のお供として重宝されるようで、緑したたる色合いが好評なようだ。ご近所では山の神達のコミュニティーが成立しているが、話題の一つとなるのがご主人やお子達の弁当準備だとか。そこで産地直送の野菜類が歓迎される由、愛妻弁当を準備してもらえる事は家庭円満の秘訣だろう。

ハサミで切り取っていくが、収穫用のカゴはすぐに一杯となる。野小屋とインゲン畑とを何度か往復しながら、持ち帰りの準備を進める。葉物野菜と違って、下準備の必要が無いので安直に作業は進む。面倒だが楽な収穫作業だろう。私宅ではインゲンは「ゴマ和え」か「テンプラ」で賞味する事が多い。子狸の好物はゴマ和え、無論必要量は僅かだ。小鉢一杯あれば十分なので、そうそうの持ち帰りは必要ない。持ち帰ってもご近所への直行が大半なのは、こうした事由にも因るだろう。ともあれマメ科の野菜は近隣関係を和やかにしてくれる。僅かな種子が大きな喜びをもたらすようだ。


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