待ち構えていた長老からヘルプの要請があった。何事かいなと聞いてみれば、「ゼノアの刈払機が動かない。草刈りしなければ成らないのだが、何とか直せないか」とのこと。とりあえず刈払機を持参してもらう。一見すると、全くメンテナンスされて無い事が一目瞭然、入手以来ただ使い続けてこられた模様だ。とりあえずリコイルを引いてみると、微かな初爆らしき音はするが起動はしない。発電は大丈夫みたい、となると燃料の吸い上げか・・・・。燃料フィルターはOK、燃料ホース・オーバーフローホースも異常なし、プラグも微かに濡れている。流れも異常無いようだ、となってくるとプラグ自体の不具合か。長老に聞いてみると、上述のとおりで、プラグ交換はやったことが無いそうな。経年劣化を疑い、ホームセンターへ購入に走って貰った。型番はチャンピオンのCJ6Y、一般的な品番なので何処にでも置いてあるだろう。
プラグを交換して始動、起動はするようになったが今度は回転が上がらない。アクセルを吹かしても回転が一定のままだ。次はプライマリーポンプの不具合を疑った。幸いなことに予備のポンプをポケットに。交換を試み、ネジを外し掛かったが4本中、最後の1本がネジがバカになっていて外せなかった。困った。ふと思いついて燃料タンクのキャップを外してみる。するとキャップの中に突起物がついた特殊なタイプ、小さな空気穴がついている仕様だ。これかなと思いバラしてキャブクリーナで清掃を始めた。中に微かな穴が空いていて空気圧の調整を行っているのだ。詰まっている可能性がある。丹念に洗って再装着、再びリコイルを引いてみると、ものすごい爆音がして高速で回り出した。うっかりしてたがアクセルを吹かした状態だったのだ。どうやら原因が判明したようだ。
長老の喜びようは人一倍だった。皆目動かず修理に出さないと・・・・・・と思っていたが解決できたのだ。聞けば近くに修理工房があって見てはくれるが、着手金だけでも4000~5000円かかるそうな。それに預けるので数日の時間を要する。ともあれ、お役に立てて何よりだった。長老にも重ねて進言しておいたが、年に1回~2回程度は簡単なメンテナンスを行って下さい、と。それに一流メーカー品といえども、消耗品は「時間商品」、一定期間の使用で摩耗或いは破損するのは当然の事なので。
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