真っ白な花が咲き誇っていたが、何時の間にか少なくなっていた。代わりに小さな莢が付き始めた模様、どうやら「収穫期」に入った様子だ。何がって、「スナップエンドウ」の近況なのだ。マメ科の野菜を数種類栽培しているが、最初の主役がスナップエンドウなのだ。通例だと今月末の収穫だが、今年は気温の上昇が高めのようで10日程の前倒しで収穫期となったようだ。鮮やかな緑の莢が、少し小さめだがふっくらと盛り上がっている。実が生長を始めたようだ。ご存じかと思うが、スナップは実と莢とを同時に賞味する野菜、少し実が大きくなると固めになってくる。初期の状態が望ましいのだ。従って実が余り大きくならないうちに収穫となってくる。
エンドウやインゲンの難儀な側面だが、収穫に手間暇が掛かること。何せ1莢づつもぎ取っていかねばならない。必要分だけ同じ作業の繰り返しとなってくるのだ。何時ものパターンだがイスを持ち出し、座り込みながら茎の下側から収穫していく。エンドウの特徴だが、下から順に上へと実が付いていく。収穫もその例に従わないと取りはぐれが生じてしまうのだ。目の前以上の高さになると立ち上がらざるを得ない。立ったり座ったりの反復作業が続いていく。
実が大きめな莢だけを選別し収穫を繰り返した。その頃、見計らったように「大御所」のご登場、彼のエンドウは未だ収穫には至らぬようだ。若干をお裾分けして初物の賞味を楽しんでいただこう。後、ご近所のマダム衆へも。そうこうすると、それなりの数量が必要となってくる。作業の繰り返しは昼前まで続いた。
面倒な作業でもあるのだが、反面嬉しい側面も。何せ、何方様も待ち望んでおられる状況、心底喜んでもらえるのだ。食卓に弁当にと活躍分野は幅広いようで、感謝の一言が何よりのモチベーションなのだ。耕作放棄地の解消を狙って始めた里山の保全活動、野菜の栽培が意外と多くの人々を楽しませている模様、地主殿の「耕作放棄」に感謝しなければならないかも。
斯くして春野菜の収穫はスナップエンドウから始まった。引き続いて実エンドウの収穫、ソラマメの収穫、インゲンの収穫・・・・と続いていく。当分はマメ科のオンパレード、夏野菜の栽培と並行して収穫作業の繰り返しが続いていく。
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