農作業を続けていると、様々な妨害行為に直面する。獣害であったり鳥害であったり、時には虫害であるとか。最も被害が大きいのが獣害であろう。当地にはクマやシカ或いはサルなどの特定大型獣は存在しない.大型なのはイノシシ位だろうか。従って対処行動を取るのは小型獣に対してであり、左程の設備や用具等を必要としない。捕獲用の箱罠程度で十分なのだ。
対応する重点的な相手はアライグマやハクビシン或いはイタチやタヌキなど。鳥獣保護法の縛りもあり、捕獲可能なのはアライグマのみのようで、他の種類は捕獲しても解放している。箱罠ごと行政に引き渡すのはアライグマだけなのだ。夏場がシーズンのようで、罠を仕掛けるのも7月~8月位。これには理由があって、連中の一番のお好みがスイカだからだ。その次がトウモロコシ、三番手がマクワウリだろうか。いずれも夏野菜である。
今日は8月の末日、シーズンも終わりとみえ、最近は連中の接近も見られ無くなってきた。それも当然で、目的物たるスイカ・トウモロコシ・マクワウリの何れもが消えてしまったからだ。ターゲットが無ければ連中も出没しない。別の領域へと移動するだろう。スイカ畑とマクワウリ畑を掲載しておきますが、食害されて1個も存在せず・・・・・・なのだ。
丹精込めて育てた長老の苦労も水の泡、上記3品目、長老には1個も当たらなかったのではあるまいか。子狸はスイカとトウモロコシ栽培は見送っている。長年の被害に辟易したからだ。マクワウリはヤブの中で育てるようにしてるが、去年は成功、今年は食害された。万全の対応策は無いようだ。
長老の今年のスイカ被害は累計で16個に上ると聞く。ほぼ全滅であろう。春先からの農作業と資材の投入、それに行政との対応など、苦労ばかりの半年近くであったようだ。そのあげくが収穫物無しとくれば、目も当てられないだろう。令和6年度夏の陣は終わった。7年度の勝負は如何に、知恵比べの勝負は続いていく。
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