マメ科を大別すると、「ツルあり種」と「ツルなし種」とに分類される。子狸は概ねツルあり種の選択だが、難点は支柱をベースとしたネット環境が求められることだ。資材とある程度の手間暇とを要求される。現在エンドウの栽培に向け取り組んでいるが、毎度の事ながら資材と時間とに悩まされる。子狸の基本方針は竹の支柱によるネット環境の組み上げだ。
近くに地主殿の竹林があり、資材は現地調達との手法。1回作れば少なくとも数年は持ってくれる。手持ちの支柱も経年劣化で老朽化しており、新規作成が必要かとも思ったが、もう1年は持ちそうだ。せっかくの資材、最後まで有効活用していこうかと思っている。
竹林にとっては程よく伐採する方が管理面では望ましい。孟宗竹はタケノコ生産が主たる目的だが、農園の竹林は真竹だ。歴史上、近くに竹細工職人が多数存在された故の品種選択だろう。この点、非常にラッキーで、資材としては孟宗竹より加工しやすく支柱も作りやすい。
さて本年も組み上げてみたが、何とか持ちそうで安堵している。しかしながらネット環境はデコボコしており、何よりも美観が伴わない。子狸の悪い癖で、ある程度の出来で妥協してしまう・・・・・傾向があるようだ。ご参考までにお隣の百姓候補生氏のネット環境と比較してみようかと。結果は一目瞭然だろう。彼のネットは石垣直角風、何度見ても美しいのだ。栽培結果の成果には支障ないが、出来れば秀麗な農園風景でありたいもの、美的センスも百姓の要件かなと。
〇百姓候補生氏のネット環境です。