どんな作業であれ一緒かと思えるが、スピードと美観とは必要不可欠かなと。農作業も然りで、同じ内容なら短時間で取り組み且つ仕上がりの秀麗さが求められるだろう。仲間内で注目してるのがお隣の百姓候補生氏、何せ作業の早いこと、しかも仕上がりは綺麗にときている。どのような魔法を使ってるのかと不思議に思えるほどだ。具体例を眺めて見よう。当節、タマネギやエンドウの取り組みを行っているが、エンドウの栽培準備を見れば一目瞭然かと。
工程管理は人により様々だが、一般論で言うと①耕耘作業+元肥のすき込み、②畝立て、③ネット環境の構築、④種蒔き、⑤肥培管理、・・・・・といった順番となるのでは無かろうか。子狸の作業例で言うと数日掛かるのが通例である。ところが彼はたった1日で①~④までを処理してしまう。しかも仕上がった状態は定規で引っ張ったような印象で、何とも美麗だ。どんなマジックを使えば斯様な結果となるのだろうか。
画像で眺めて見よう。全工程を描写しなくとも、ネット環境だけを見ても掌握出来るかと思われる。とりわけネットの張り具合にご注目あれ。まさに直線状態でしょう。
基本的には個人の性格(性分とも)に基づくものかと思っている。子狸と彼とを比較対照してみるとよく解るが、子狸は大雑把でザクッと把握するタイプだ。反して彼は理詰めで数理的に突き詰めていくタイプ。この違いは大きいかと思われる。畝立てを見ると違いが把握できるかと。子狸の畝はやや曲線状で彼のは直線だ。
無論、栽培結果については左程の違いが生じるわけでも無い。しかしながら進捗状況や結果については秀麗である事が望ましいだろう。美醜で言えば、醜よりも美の方が歓迎されるのが通例かと。