灼熱地獄が続いてきたが、ついにというか、とうとうというか、下り坂モードへと入ってきたようだ。最高気温が35度前後を続けてきたが30度前後に低下しそうだ。約5度もの気温差、有り難や。早速行動をおこしたのが、例によって「長老」だ。どうやらこうした変化を先読みしていた模様で、冬野菜等の種蒔きを始めていた。それも現行の気象条件を考慮して、防熱用の稲藁まで準備しての種蒔きなのだ。
気になるので作業中の彼に接近してみた。お気に入りの「扇風機付き作業服」を身にまとい、汗をかきかきの作業中であった。種蒔きした内容を尋ねると、未だダイコンやカブでは無く、「ニンジン」と「ゴボウ」だったそうな。気になるダイコンやカブは待機中とのこと、こちらは子狸と同様みたいだ。やはり気象条件を見ながらタイミングを図っている模様だ。
それにしても作業手順が素早い。先般、ミニ耕耘機を借りるぞ・・・・・との話があったばかりなのに、畝立てまで済んでるようだ。作業がここまで進捗してたら、種蒔きなどアッという間の時間だろう。全ては先読みと作業の実践にあるようだ。反して子狸の場合、未だ草抜きに追われている。草抜き→耕耘作業→畝立て→種蒔き、と続くのだからまだまだなのだ。
彼の耕地を見て驚いたのが稲藁の使用。聞いてみると防熱用だとか。未だ日中気温は35度前後に相当する。真夏の気温なのだ。種蒔きされても種子にとっては地獄であろう。其処で溝を掘って筋蒔きし、日除けに稲藁をとの作戦らしい。ニンジンやゴボウは暑さをしのげているだろうか。それにしても昨年10月師匠から頂戴した稲藁、未だ在庫が残っていたとは驚きだ。
先んずる者は人を制す・・・・・・確かこんな箴言があったような。長老の作業を眺めていると、しみじみと実感させられる。暑さと疲労とを言い訳にしないで、ボチボチとでも歩き続けないと。
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