挙式

伊勢市の猿田彦神社で結婚式を挙げました。
両家の親、兄弟のみの参列です。
お付き合いを始めた頃、伊勢神宮にお参りをしました。
「願い事は具体的にすること」と聞いていたので、「彼女の幸せ」「プロジェクトでの当面の目標達成」をお願いしました。彼女さんは「二人が一緒になれるように」「仕事での目標達成」をお願いしたそうです。
お伊勢さんにお参りした帰りに、パワースポットとして紹介されていた猿田彦さんに参拝したところ、とても気持ちよい場所だったのが印象的でした。
数日後、彼女さんは仕事で成果が出て、お伊勢さんのご利益を実感しました。
こんなことがあり、猿田彦さんで式を挙げることにしたのです
（お伊勢さんで挙式できるのは皇族関係くらいらしい）。

前日、鳥羽に宿泊して、朝８時から準備しました。
結婚式は本殿横の結婚式専用のお部屋で、三々九度、指輪の交換、両家固めの杯が交わされて、榊を収めました。
指輪が入りにくくてちょっと焦りましたが、滞りなく式を挙げ、本殿に報告の参拝をしました。初参りの方々が多く、連鎖反応で子供が泣いていましたが、それも微笑ましく感じられ、お払いを受けました。玉串奉納で、草履のまま祭壇に上がりかけて注意されてしまいましたが、着物姿で二人並んで祭壇にお参りできて感激しました。

お昼ごはんは伊勢市駅近くに移動したのですが、お店の前で地震を感じました。テレビのニュースによると亀山で震度５とのこと。
帰りのダイヤが乱れて、両親や兄弟には負担をかけてしまいました。
私たち二人はお伊勢さんにお参りをして、鳥羽にもう一泊なので、影響はなかったのですが。

何をもって結婚したとするかは、人それぞれでしょう。
法律的には入籍ですし、世間的には披露宴でしょうか。私たちは結婚式と披露宴の日にちをずらしました。それでも大切な家族の前で、新しい家庭を築くことを誓ったことで、「結婚したんだ」と実感しています。

ちょっと照れますが、今の気持ちを持ち続けるため、言葉にしておきます。
私は妻に「素敵なあなたと一緒に居られて嬉しい。大切にするよ。幸せになろう」。妻は私に「優しい人と一緒になれて嬉しい。あなたにふさわしい人になるようにします。」と言ってくれました。