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反日デモ

2005-05-08 22:26:59 | 意味
報道で伝えられる事件や行動の裏には、背景・動機がある。
反日デモの原因として中国の日本敵視教育が伝えられた。
しかし、私は、中国生産のきしみがデモの背景にあると思う。
元記事が思い出せないのだが、だれかのweblogで、
「日本企業が中国工場で生産をしても、現地の人達は収入が上がらない。
 日本人は偉くなり、高収入の道があるのに、現地の人にはその道が開かれていない。
 会社は収益をあげても、労働者の待遇は変わらない。
 これでは、日本と中国の両方にとって良いことがない。」
という内容が書かれていた。
中国製の安い製品がとめどなく流れてくる現状は、一見、消費者に良いことのように見えて、
全体を疲れさせ歪ませている。消費者もどこかで働いたお金で消費をする。
偏った安さは労働を歪ませる。
人が働くことに変わりはないのだ。それが中国だから安いというのは、中国の人をばかにしていないか?
中国の経済が急成長を遂げていると伝えられる。その中で、以前と同じ労働環境では、働く人は腹も立つだろう。
これが反日デモにつながったのではないか?
新聞やテレビは、スポンサーの面子をつぶさないため、この問題を伏せているのではないか?
中国は絶対的な警察力で取締りを行うので、デモは沈静化しているが、歪みをそのままにしていれば、別の形で噴出すだろう。

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