夢のおじさん(3)

2021-04-22 09:33:14 | 童話
僕とポチは山や川を越えてやっと公園に着きました。
『遠かったけれど、速いスピードだったので、すぐ着いたね。』
『わあ、ブランコがいっぱいあるね、いつも行っている公園のブランコは二台だけだよ。数えてみようか。すごいね、十八台もあるよ。』
『ここは夢の中だからね。』
『ポチはブランコを立ち乗りしているけれど危ないよ。』
『うん、分かった。』
『楽しいね。』
『遠くに大きなブランコが見えるけれど、観覧車みたいに大きいね。』
『乗ってみようよ。』
『すごいね。一番高くなった時に遠くの山が良く見えるよ』

『もうすぐ起きないといけないから夢の中から帰るよ。』
『もう夢から帰らないといけないの?』
『そうだよ、今日は学校が休みではないからね。』

『明日も僕と遊ぶ夢を選んでくれたらまた一緒に遊べるよ。』
『うん、分かったよ。バイバイ。』