昨日は、愛宕山へ上ることができました。
「あんなに高い山によく登れたなー」と、思いながら、職場から山を眺めていました。
遠くに見える一番高い山の頂上に「愛宕神社」がありました。
あの高く盛り上がった場所に、昨日は立っていたのです。
そう思うと、不思議でした。
924メートルもあって、往復で5~6時間はかかるとのことです。
険しい山道が続きます。
予想はしていたので、登山用の靴を履いて、登山用のストックを持っていきました。
汗をかくと思ったので、半そでで、アームカバーをして、腕が出ないようにしていきました。
参道には、至る所に表示があって、あとどれくらい登ればいいかを知らせてくれていました。
降りてくる人は、これから登る人に「おのぼりやす」と声を掛けます。
登る人は、降りてくる人に「お下りやす」と声を掛けます。
最初は、よくわからなかったので、「こんにちは」と言っていましたが、気が付いて、同じように言うことにしました。
山道の途中で、京都市内が見えました。
遠くに京都タワーを発見!!!
ちょっと、うれしくなって元気を回復しました。
この愛宕山で有名なのは、先日も大河ドラマで放送された明智光秀が本能寺の変を起こす前に参拝して、戦勝を祈願したというものです。
愛宕山は、古くから信仰の対象として、あがめられていたそうですが、昔は「神仏習合」といって、神と仏を一体と考えられていたそうです。
そのため、神様と同じ場所に『白雲寺(はくうんじ)』というお寺があって、『勝軍地蔵(しょうぐんじぞう)』という地蔵があり、武将がよく参拝をしていたそうです。
明智光秀も、この『白雲寺』に参詣し、おみくじを引いたという話ですが、3回とも「凶」がでたそうです。
そして、4回目にやっと「吉」がでて、決断したという話が残っています。
当時の『白雲寺』の黒門が今も残っています。
明治になって、「神仏分離」「廃仏毀釈」が叫ばれて、『白雲寺』はなくなって、今の『愛宕神社』に統一されたそうです。
様々な歴史の上に、現在の愛宕山はあるみたいですね。
それにしても・・・。
大変な山でした。。。
今度は、季節のいい時期にのんびりと登ってみたいと思っています。。。