本当は、昨日と今日は孫が泊りに来る予定でしたが、熱を出して来れなくなったので、暇になってしまいました。
暑い日でしたが、朝の涼しいうちにと思って、京都歩きに出かけました。
今日は何度も行ったことがある「東福寺」でした。
いつも紅葉を見に行っていたのですが、今回は紅葉以外のお寺の内部やたくさんある塔頭寺院を回りたいと思っていました。
東福寺の南側にある三門は、現存している中では最古の三門と言われています。
創建当時のものは、焼失したそうですが、室町時代に再建されたので、大変古いものです。
今の時期は、蓮の花がたくさん咲いて綺麗でした。
禅宗のお寺は、だいたい同じ作りで、朝廷からの使いが通る勅使門があって、中へ入ると池になっていて、中を進むと三門と法堂があるという作りになっています。
そのあたりは、よくわかるようになりました。
これが勅使が使う「勅使門」です。
池があって、三門へと道が続きます。
今回は、ちょっと勉強の意味で歴史的な建物に寄ってみました。
ここは「東司(とうす)」と呼ばれるもので、大昔のトイレでした。
「100人便所」とも呼ばれて、多くの僧たちが並んで用を足していたそうです。
さて、気分を変えて、方丈へと進みます。
恥ずかしながら、これまで紅葉ばかり見に来ていたので、この方丈に入るのは初めてでした。
この方丈の周囲は東西南北に工夫を凝らした庭が作られていて、「八相の庭」と呼ばれています。
南側には、岩や石で作られた枯山水の庭がありました。
一方北側に回ると市松模様の庭が出てきました。
東側には、北斗七星を表した庭がありました。
この庭は重森三玲さんという方が作ったお庭で、昭和になってからできたものです。
古いものでは、一番南側に「六波羅門」という門があります。
これは、鎌倉時代に幕府が京都を監視するために作った「六波羅探題」の遺構と言われています。
さすがに古い寺院だけに歴史があり、勉強になることが多いです。
東福寺には塔頭寺院も多いので、あちこち回ってみることにしました。
長くなるので、次回に続きます。