京都の五山の送り火も終わりお盆休みも終わりました。
少しずつは涼しくなっているようにも思いますがまだまだ残暑が厳しい毎日です。
お盆休みなのでいつにはなくのんびりとテレビを見ていた時のこと
京都の風情漂う画面が映し出され、素敵な語り口調で始まった番組を見入ってしまいました。
それは俵屋旅館という京都の老舗旅館の特集番組でした。
京都の古い建物と庭に「庭屋一如」の素晴らしさを感じることができました。
庭屋一如とは建物と庭園が調和し一体となった状態のことです。
古来、日本人は自然と一体化した住まいを尊んできました。
この俵屋の坪庭では、月ごとあるいは二十四節気を物語る時節の花で訪れる人々を楽しませてくれるそうです。
俵屋11代目当主の考え方や言葉がいくつか紹介されていました。
「お客様の気配をいかに感じることができるかが大事であり、おもてなしとは智恵である」
なるほど・・・相手をどれだけ心地よくさせ満足させてあげるかは「智恵」なのだということを教えられました。
さすが最高のおもてなしの宿、あのスティーブ・ジョブズをはじめ著名人も多く訪れているようです。
(私もいつか・・・・「行ってみたいリスト」に入れときます)
また、部屋の中に配されたインテリア調度品のひとつひとつには驚きをもって感動せずにはいられませんでした。
京都というところは異文化が入れ混じる場所であり、文化の抱合であるという。和のしつらえに異国のモノが置かれているが、それが素晴らしく調和しているというか溶け込んで独特の空間をつくり出しているのです。それこそが俵屋らしさなのでしょうか・・・。
毎日男衆という職人たちが毎日3時間かけて拭きあげるという本物の木の床板や桟や手すりなどが、しっとり鈍く光りその空間を空気ごと包み込んでいるようでした。
当主のこの旅館への愛が全てを物語っているようでした・・・。
テレビを見終わり、さっそく俵屋に関する書籍を調べました。
そしてすぐに図書館のインタネット検索をして予約 「俵屋相伝」只今夢中です。
いろいろ学ぶこといっぱいです。
がんばっていきまSHOW
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