京都・滋賀 整理収納研究会の無料相談会が
4月17日にウィングス京都で行われました。
今回も沢山ご参加くださいました。感謝感謝です。
この無料相談会でもそうでしたが、
ご相談者の皆様は、本当は自分で答えを探そうとしておられます。
今日は、先日別の機会に、私がコンサルさせていただいた方の
事例をご紹介しますね。
その方は、昨年の8月に新築住宅にお引越しをされた京都在住の女性でした。
センスのいい上品な奥様はなかなか聡明で良いアイデアの持ち主でした。
お悩みの内容は、一所懸命考えた新築住宅の収納計画なのに家の収納が、
うまく活かされていないという内容でした。
このようなお話は少なくはありませんね
建てる前によ~く考えること・・これは合格です
しかし考えても考えてもなかなか・・・ね。
この方も、収納はかなり考えて多めに作っておられました。
でもうまくいってない。よくよくお話をお聴きすると、
建ててからの「住まい方」で、その収納を活用できていないようでした。
私たち建築関係のモノの言葉で「動線」という言葉があるのですが、
そこに問題があるようでした。
そのお話の内容は、こうでした。
①2階の主寝室の横に、大きめのウォークインクローゼットを
せっかく作ったのに・・・
ご主人様が、外から帰宅すると、1階の階段下に作った
当初はパソコンルームにしようと考えていた小部屋で、
洋服を脱ぎ、朝も寝室からそこに行き、着替えをするとのことでした。
そこには、スーツなどは掛かっているけど、ワイシャツや靴下はなく、
ご主人様は、あちこちに片づけられているものを上手に探している
とのことでした
②奥様のお洋服が、2階にある洋服ダンスやクローゼットの中の
あちこちにあり分けて収納してあり、気付くと結局シーズン中に一度も
着ることのなかったお気に入りのお洋服がある・・とのこと。
③ウォークインクローゼットの中の入り口あたりに、アイロン掛け
スペースを作ったけど、立ちアイロン台のしまえるカウンター台の下に、
どこにも置けない収納箱を突っ込んだので、立ちアイロン台が、
通路に出てしまい、せっかくの広いクローゼットが、細い入口でふさがれ
妙に入りズラくなってしまっている。
この3つの問題、すべて関連性があり、
お話しているうちにパズルを解くように解決していきました
まずポイントは、モノは、
使う人の動線によって収納する場所を決めるということ。
そして、モノは
一緒に使うものとともに収納(グルーピングする)こと。
最後に、モノは
活用することを考えて収納すること。
ご主人様の動線を重視してさしあげる。
奥様のお洋服の場所をまとめ、内容を把握し取り出しやすくする。
立ちアイロン台の納まるはずのカウンター台の下の収納箱を
階段下の小部屋に移し、ワイシャツや靴下などを収納する。
部屋の簡単な寸法を書いてご持参されていたモノを
図面に書き直しながら問題をご一緒に整理していくと・・・
奥様ご自身が「そうだそうだ」と
多くを気づかれて行かれました。
整理収納アドバイザーの仕事をし始めて本当に感じることは
傾聴の大切さですね。お聴きし整理してさしあげることですね。
人それぞれの価値観、人生経験のなかでモノとの関わり方も
まったく違います。その方に合った整理収納の仕方を
ご一緒に見つけて差し上げることに心から喜びを感じます。
住宅をお建てする立場で考えれば、提案者は、その家でご家族が
どのように暮らすかを何度も何度も図面の上で歩き回り、
考えて差し上げなければならないと思っています。
また、住宅には今回のご相談者のように住んでみて発生してくる
予想以上の暮らし方もあるかと思います。
家は長い時間住みながら、可愛がってあげて欲しいと思います。
いかに快適にくらすか・・・
それは住む人が主役で、家は舞台の関係で、主役が引き立つように
舞台を作り上げなければならないと思うんです。
家は可変的に進化していくものですものね。
家に置かれるモノを整理収納しながら、
ずっと快適に暮らしていただきたいとつくづく思います。
今日の言霊
あわてず あせらず あきらめず コツコツが勝つコツ
黒田クロ
今日も読んでくれてありがとう
4月17日にウィングス京都で行われました。
今回も沢山ご参加くださいました。感謝感謝です。
この無料相談会でもそうでしたが、
ご相談者の皆様は、本当は自分で答えを探そうとしておられます。
今日は、先日別の機会に、私がコンサルさせていただいた方の
事例をご紹介しますね。
その方は、昨年の8月に新築住宅にお引越しをされた京都在住の女性でした。
センスのいい上品な奥様はなかなか聡明で良いアイデアの持ち主でした。
お悩みの内容は、一所懸命考えた新築住宅の収納計画なのに家の収納が、
うまく活かされていないという内容でした。
このようなお話は少なくはありませんね
建てる前によ~く考えること・・これは合格です
しかし考えても考えてもなかなか・・・ね。
この方も、収納はかなり考えて多めに作っておられました。
でもうまくいってない。よくよくお話をお聴きすると、
建ててからの「住まい方」で、その収納を活用できていないようでした。
私たち建築関係のモノの言葉で「動線」という言葉があるのですが、
そこに問題があるようでした。
そのお話の内容は、こうでした。
①2階の主寝室の横に、大きめのウォークインクローゼットを
せっかく作ったのに・・・
ご主人様が、外から帰宅すると、1階の階段下に作った
当初はパソコンルームにしようと考えていた小部屋で、
洋服を脱ぎ、朝も寝室からそこに行き、着替えをするとのことでした。
そこには、スーツなどは掛かっているけど、ワイシャツや靴下はなく、
ご主人様は、あちこちに片づけられているものを上手に探している
とのことでした
②奥様のお洋服が、2階にある洋服ダンスやクローゼットの中の
あちこちにあり分けて収納してあり、気付くと結局シーズン中に一度も
着ることのなかったお気に入りのお洋服がある・・とのこと。
③ウォークインクローゼットの中の入り口あたりに、アイロン掛け
スペースを作ったけど、立ちアイロン台のしまえるカウンター台の下に、
どこにも置けない収納箱を突っ込んだので、立ちアイロン台が、
通路に出てしまい、せっかくの広いクローゼットが、細い入口でふさがれ
妙に入りズラくなってしまっている。
この3つの問題、すべて関連性があり、
お話しているうちにパズルを解くように解決していきました
まずポイントは、モノは、
使う人の動線によって収納する場所を決めるということ。
そして、モノは
一緒に使うものとともに収納(グルーピングする)こと。
最後に、モノは
活用することを考えて収納すること。
ご主人様の動線を重視してさしあげる。
奥様のお洋服の場所をまとめ、内容を把握し取り出しやすくする。
立ちアイロン台の納まるはずのカウンター台の下の収納箱を
階段下の小部屋に移し、ワイシャツや靴下などを収納する。
部屋の簡単な寸法を書いてご持参されていたモノを
図面に書き直しながら問題をご一緒に整理していくと・・・
奥様ご自身が「そうだそうだ」と
多くを気づかれて行かれました。
整理収納アドバイザーの仕事をし始めて本当に感じることは
傾聴の大切さですね。お聴きし整理してさしあげることですね。
人それぞれの価値観、人生経験のなかでモノとの関わり方も
まったく違います。その方に合った整理収納の仕方を
ご一緒に見つけて差し上げることに心から喜びを感じます。
住宅をお建てする立場で考えれば、提案者は、その家でご家族が
どのように暮らすかを何度も何度も図面の上で歩き回り、
考えて差し上げなければならないと思っています。
また、住宅には今回のご相談者のように住んでみて発生してくる
予想以上の暮らし方もあるかと思います。
家は長い時間住みながら、可愛がってあげて欲しいと思います。
いかに快適にくらすか・・・
それは住む人が主役で、家は舞台の関係で、主役が引き立つように
舞台を作り上げなければならないと思うんです。
家は可変的に進化していくものですものね。
家に置かれるモノを整理収納しながら、
ずっと快適に暮らしていただきたいとつくづく思います。
今日の言霊
あわてず あせらず あきらめず コツコツが勝つコツ
黒田クロ
今日も読んでくれてありがとう