昨日、国立東京博物館で開催されている、没後400年を記念する「長谷川等伯展」を見てきた。
たまたま港区まで行く用事があったので、その帰りに上野まで出て、特別展を見てきた。
長谷川等伯といえば「松林図屏風」が有名であるが、出身地の能登の七尾での初期の仏画から金碧障壁画の「楓図壁貼付」、「松林図屏風」を始めとする水墨画等東伯の画業を網羅する展覧会であった。
先日、10万人目の来場者に記念品が贈られたという報道があったが、思ったとおり、長蛇の列であった、待つこと30分ぐらいして入場できた。
大変に残念だったことは、あまりの入場者数で、蟹の横ばいの如くガラスに顔をこすり付けるようにしてしか作品を見ることができなかった。
細部はよく見られたが、全体を見るだけの距離が取れなかった。
松林図屏風も3分の1か4分の1は人の頭で隠れてしまったが、それでも霧にかすむ松林の風情は感じ取ることができた。
かつて奄美大島に行ったとき、赤に近いピンクの花をつけた桜らしい木を見たことがある。ヒカンザクラだということであった。
それと同じような桜があった。多分ヒカンザクラであろう。
隣の国立西洋美術館の庭に、ロダンとブールデルの彫刻があった。
ロダン作「カレーの市民」
ブールデル作「弓をひくヘラクレス」