堤保有つれづれ日記

つれづれに感じること

小学校の卒業式

2010年03月26日 | 日記

 昨日は第三小学校の卒業式、大変に寒かった。ここ数年暖かい卒業式が続いていたような気がする。
 かつては、三月末の寒い体育館での卒業式、桜が満開で暖かさを感じる入学式と、冬から春へと季節の移り変わりが感じられたが、今はそうでもない、暖かい卒業式が続いた。
 地球温暖化の実感であろう。

 小学校の卒業式は中学校の卒業式が別れと旅立ちの涙の中で行われるが、それとはまた違った雰囲気である。小学校時代を振り返り、自らの行動から得た自信と確信で中学生活への自立の不安と期待に胸膨らませている姿を感じる。

 今年も多くの来賓が出席した。
 子どもたちの姿は地域の象徴でありシンボルであると思う。
 子どもたちが心豊かに安心して町の中で生活し、子供同士声をかけあい、大人と挨拶を交わせる町は、豊かな町の姿ではなかろうか。

 「まち」を表す漢字には色々らる。
 私は「街」という字を多用していたように思う。
 しかし、近頃そのことに自ら違和感を感じるようになった。
 その発端は立川市役所の移転に伴う、現存施設の活用を議論する中で、イベントのできる施設の建設があった。
 まさに「街づくり」の発想である。そこにはハード先行、機能優先、施設重視であり、そこに住む「人」が見えないような気がする。
 その意味では「町」という字の方が適切であり、「街づくり」から「町づくり」への展開が今求められているのではないでしょうか。
 もちろん、「まち」の正確な漢字の意味を把握した上での考えではなく、単なる感じではあるが。

 子どもたちの成長を見守り、支えていく地域こそ温もりのある豊かな「町」であろう。