破産すると破産管財人が任命される。
この破産管財人の下で粛々と財産整理が行われる訳だ。
並行して債権者団体との調整も進む。
債権者が多いと会場に入りきらない程人が集まって大騒ぎだ。
こういう風景はニュースやドラマ等でお馴染みだろう。
神保町の会社が破産した時は私も債権者だったので弁護士から集会への参加を求める連絡が来た。
どうせ一文無しは解っていたから行かなかった。今思えば経験として行くべきだったなあ。
会社はどうなったか、借りていた雑居ビルの部屋は完全ロックアウトされドアには裁判所の封印がなされる。
勿論管財人以外立ち入りは出来ない。元社員も同様で私物が置いてあっても持ち出しは不可。
この状態が半年以上続いたと記憶しているがその間の家賃は当然支払われないから大屋にとっては踏んだり蹴ったりである。
そんな事を知っている人は真っ先に金目の物を取りにいくだろう、給料の代わりに。
危ない行為ではあるが仕方がない。
あれ?また私も債権者になるのかなひょっとして??