第 0149
|
◆ ◆ 天皇のかむあがりませる時、倭大后のよみませる御歌一首 |
人はよし 思ひやむとも 玉葛 影に見えつつ 忘らえぬかも | |
倭姫皇后 ◆ ◆ |
|
::: 読み ::: ひとはよし おもひやむとも たまかづら かげにみえつつ わすらえぬかも ::: 意訳 ::: 他の人はたとえおかくれになった天皇を思い慕うのをやめてしまっても、 私には天皇の面影がいつも見えているので、忘れようとしても忘れられません。 |
天智天皇が崩御した時に皇后の倭姫王(やまとのひめみこ)が悲しんで詠んだ歌やね。 |