第 0351
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◆ ◆ 沙弥満誓の歌一首 |
世間を 何に譬へむ 朝開き 漕ぎ去にし船の 跡なきがごと
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沙弥満誓 ◆ ◆ |
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::: 読み ::: よのなかを なににたとへむ あさびらき こぎいにしふねの あとなきごとし ::: 意訳 ::: 世の中を何にたとえようか。 それは、夜明けに港を漕いで出て行った船の航跡が何も残っていないようなものだ。 人の一生もそのようなものだろうか。 |
第 0351
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◆ ◆ 沙弥満誓の歌一首 |
世間を 何に譬へむ 朝開き 漕ぎ去にし船の 跡なきがごと
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沙弥満誓 ◆ ◆ |
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::: 読み ::: よのなかを なににたとへむ あさびらき こぎいにしふねの あとなきごとし ::: 意訳 ::: 世の中を何にたとえようか。 それは、夜明けに港を漕いで出て行った船の航跡が何も残っていないようなものだ。 人の一生もそのようなものだろうか。 |
第 0169
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◆ ◆ 秋立つ日よめる |
秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ 驚かれぬる | |
藤原敏行 ◆ ◆ |
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::: 読み ::: あききぬと めにはさやかに みえねども かぜのおとにぞ おどろかれぬる ::: 意訳 ::: 見た目の景色だけでは秋だとはっきりとわからないが、吹く風の音は秋の気配を感じて驚いた |
立秋の日に詠んだ歌 藤原 敏行(ふじわら の としゆき)…生年不詳 古今和歌集は醍醐天皇の勅命によって、紀貫之らが編纂したもので、その冒頭には、私たちやサイトの名前の由来になった序文がが記されているんやね。 |