新潟の野鳥・フィールドノート

新潟で観察した野鳥を写真で紹介します.野鳥の日常生活に光を当てられたらいいなーと思っています.

バン 小さな黒いヒナ

2015-06-14 09:15:12 | クイナ科
 バン 学名・Gallinula chloropus 英名・Common Moorhen

 バンは,新潟では留鳥ですが,冬季は数が減少します.過っては,水辺ならどこででも出会えた野鳥でしたが,現在は激減しており,「クルルルー」という鳴き声(俗に「バン笑う」というそうです)もほとんど聞くことができなくなりました.バンの笑い声の響き渡る日が再び戻ってくるのでしょうか.

 蓮池に「コッ.コッ.コッ」という小さな鳴き声が聞こえました.バンです.額板と嘴の赤がよく目立ちます.蓮の葉の茎の間で,チラチラと動く小さな黒い影.バンのヒナです.蓮の葉の上を不釣合いなほど大きな足と長い指で歩いています.蓮の葉の下で,バンの親鳥が「コッ.コッ.コッ」と鳴いています.離れたヒナを呼び寄せているようです.上空には,トビが旋回しています.長居は危険です.次に会う時には,大きく育ち,二番子の可愛い弟,妹の世話を手伝っていることでしょう.

バン 成鳥.
撮影日時 2015.06.11 撮影場所 新潟県新潟市・福島潟


バン ヒナ.
撮影日時 2015.06.11 撮影場所 新潟県新潟市・福島潟


バン ヒナ.
撮影日時 2015.06.11 撮影場所 新潟県新潟市・福島潟


バン 成鳥.
撮影日時 2015.06.11 撮影場所 新潟県新潟市・福島潟


バン 成鳥.
撮影日時 2015.06.11 撮影場所 新潟県新潟市・福島潟