(少年) おじさん おじさん
(神もどき) なにかな?
(少年) おじさんは亀おじさんの友達?
(神もどき) そうだよ
(少) あー よかった 今亀おじさんのところに遊びにいったんだけど
いなかったんだ
おじさん ぼくと おはなししてくれる?
(神) いいよ
(少) 亀おじさん ぼくの話ちゃんときいてくれるんだ
なんでも話すんだ だいじなことも おかしいことも
(神) 亀おじさん なんでも ちゃんときいてくれるんだね
(少) うん おじさんもちゃんときいてくれる?
(神) ちゃんときくよ
(少) あのねー ぼくね たー坊っていうの
(神) たー坊っていうのか そうか
(少) そうなの たかあきだから たー坊
まだ子供だから
おかしい?
(神) おかしくないよ とてもかわいいあだ名だよ
(少) ぼくも気にいってるんだ
おじさんは何ていう名前?
(神) おじさんか? おじさんの名前は ひ、み、つ、
(少) ずるいよ そんなのずるいよ おしえてよ
(神) そうか ずるいか おじさんの名前は神もどきっていうんだ
(少) 神もどき? 変な名前だね
(神) そうだね 変な名前だね(笑)
(少) そうだよ そうだよ 変な名前だよ
お母さんがつけてくれたの?
(神) う~ん そうかもしれないね
(少) 今度お母さんに会ったら文句いうといいよ
神もどきなんて こんな変な名前はいやだって
もっと カッコいい名前がいいって
(神) そうだね 今度 お母さんに会ったらいってみるよ
もっとカッコいい名前がいいって
(少) あのねー ぼくのお母さんの話してもいい?
(神) いいよ
(少) ぼくが生まれてから覚えている最初の記憶なんだけど
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3才か4才の時のことなんだけど
いまでも 思いだすと 涙がでるんだ
(神) 涙がでちゃうような 思いでなんだ
(少) うん ・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ある日ね 急に お母さん いなくなったの
ぼく 近所のおばさんのうちに預けられた
おばさんは お母さん帰ってくるからと なぐさめてくれたの
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
でも 次の日も その次の日も帰ってこなかった
・・・・・・・・・・・・・
ぼく おばさんに見つからないようにシクシク泣いてばかりいた
おばさんは 何度も お母さんもうすぐ帰ってくるから 大丈夫だから
と いっていたけど
ぼく お母さんが このまま帰ってこないんじゃないかと思って
近くのお寺の中で泣いていたの
・・・・・・・・・・・・・・・・・
おじさん 小さいころ お母さんがいなくなったことある?
(神) あるよ たー坊と同じような気持だったかもしれないね
(少) うん ・・・・・・・・・・
それでね それから何日かして お母さん帰ってきたの
ぼくにとって とっても とっても 長い時間だったの
これ以上耐えられないよっていうぐらい 長い時間だったの
(神) うん 長い時間だったね
(少) それでね お母さんが帰ってきた時
近づいてきて ぼくに何か言ってくれたの
なんて言ってくれたのか 忘れちゃったけど
そんときね ぼくね ぼくね
お母さんの胸に飛び込んで おもいっきり甘えたかったの
泣きじゃくりたかったの
(神) うん
(少) 本当だよ ものすごく さみしかったんだよ
ものすごく 心配だったんだよ
(神) うん
(少) だから だから お母さんが目の前にあらわれた時
すごくすごく うれしかった ワーンって泣きながら
お母さんの胸に飛び込んでいきたかった
(神) うん
(少) でもね ぼくの足動かなかった
たちすくんだまま お母さんをじっとみつめてた
そして お母さんがぼくのそばにきたとき
ぼく ぼく お母さんに背をむけて逃げ出してしまった
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ぼく お母さんの胸に飛び込みたかったのに
甘えたかったのに
ぼく ぼく 泣きながら逃げ出しちゃった
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(神) そうかー 逃げ出しちゃったのか
(少) ぼく お母さんとぼくとが違う人なんだって 初めて知ったの
それまではぼくっていなかったの
ぼくとおかあさんは一つだったの
ぼくはそう思ってたの
でも お母さんとぼくは 別の人だったの
そのとき初めてそう思ったの
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あの時どうして逃げ出したんだろう?
(神) どうしてだと思う?
(少) どうしてだかよくわからない ・・・・・・・・・・・
(神) たー坊 こっちへおいで
おじさんのひざの中に座ってごらん
(少) うん
(神) そして目を閉じて たー坊がお母さんのお腹の中にいた時のことを
思い浮かべてごらん
お母さんは10ヶ月もの長い時間 生まれてくるたー坊のことを
いつくしみながら 声をかけていたんだよ
たー坊の心の中にいるお母さんの声に耳かたむけてごらん
お母さんの声がきこえてくるよ
(少) うん
(たー坊の心の中にいるお母さんの声)
たー坊 たー坊 お母さんです
あなたはいま お母さんのお腹の中にいます
あなたが この世に生まれて あなた自身へ
なっていく旅の準備をしています
あなたが どんどん あなたらしくなっていけるよう
あなたに栄養を送り続けています
いのり続けています
今、あなたは わたしの心臓の鼓動を聞きながら
とても、平安な気持でいます とても、安心しています
もうすぐ あなたは生まれてきます
とても びっくりするような世界が待ちうけています
とても わくわくするような世界が待ちうけています
あなたはいろんな体験をしながら いろんな気持になりながら
あなた自身になっていきます
あなたは時には とても深く傷つくことがあるかもしれません
とても悲しく辛くなることがあるかもしれません
この世界は喜びばかりがあるわけではありません
もしかしたら 心をかたく閉ざしてしまうような出来事に遭遇
するかもしれません
でも大丈夫です あなたは大丈夫です
どんなに時間がかかろうと どんなに道に迷おうとも
どんなに歩みが遅くても
あなたは歩み続けていきます
あなたは わたしのいとおしい子供なのですから
いつでも あなたのことを見守っています
現実のお母さんは あなたのお母さんであるだけでなく
一人の人間であり 一人の女性でもあります
うれしいことだけでなく あなたにはまだわからないような
とても辛い出来事があることと思います
もしかしたら何らかの理由であなたの前からいなくなることが
あるかもしれません
あなたの願うようなお母さんではないかもしれません
あなたはお母さんを恨むような気持になることがあるかもしれません
いつまでも、いつまでも、そんな気持が心の奥底に
しまわれてしまうかもしれません
でも 神もどきおじさんも言っています
あなたには 永遠の今という時を与えたと
遅すぎるということはありません
あなたのこの世のお母さんも
お母さん自身になっていく旅の途上です
何かの縁があって結ばれています
どうかいまのあなたを そのまま受け入れてあげてください
お母さんのいまを そのまま受け入れてあげてください
どこまでもどこまでも受け入れてあげてください
![イメージ 1](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/ce/0135c1be2bb0876a21026c8487935b66.jpg)
(神もどき) なにかな?
(少年) おじさんは亀おじさんの友達?
(神もどき) そうだよ
(少) あー よかった 今亀おじさんのところに遊びにいったんだけど
いなかったんだ
おじさん ぼくと おはなししてくれる?
(神) いいよ
(少) 亀おじさん ぼくの話ちゃんときいてくれるんだ
なんでも話すんだ だいじなことも おかしいことも
(神) 亀おじさん なんでも ちゃんときいてくれるんだね
(少) うん おじさんもちゃんときいてくれる?
(神) ちゃんときくよ
(少) あのねー ぼくね たー坊っていうの
(神) たー坊っていうのか そうか
(少) そうなの たかあきだから たー坊
まだ子供だから
おかしい?
(神) おかしくないよ とてもかわいいあだ名だよ
(少) ぼくも気にいってるんだ
おじさんは何ていう名前?
(神) おじさんか? おじさんの名前は ひ、み、つ、
(少) ずるいよ そんなのずるいよ おしえてよ
(神) そうか ずるいか おじさんの名前は神もどきっていうんだ
(少) 神もどき? 変な名前だね
(神) そうだね 変な名前だね(笑)
(少) そうだよ そうだよ 変な名前だよ
お母さんがつけてくれたの?
(神) う~ん そうかもしれないね
(少) 今度お母さんに会ったら文句いうといいよ
神もどきなんて こんな変な名前はいやだって
もっと カッコいい名前がいいって
(神) そうだね 今度 お母さんに会ったらいってみるよ
もっとカッコいい名前がいいって
(少) あのねー ぼくのお母さんの話してもいい?
(神) いいよ
(少) ぼくが生まれてから覚えている最初の記憶なんだけど
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3才か4才の時のことなんだけど
いまでも 思いだすと 涙がでるんだ
(神) 涙がでちゃうような 思いでなんだ
(少) うん ・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ある日ね 急に お母さん いなくなったの
ぼく 近所のおばさんのうちに預けられた
おばさんは お母さん帰ってくるからと なぐさめてくれたの
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
でも 次の日も その次の日も帰ってこなかった
・・・・・・・・・・・・・
ぼく おばさんに見つからないようにシクシク泣いてばかりいた
おばさんは 何度も お母さんもうすぐ帰ってくるから 大丈夫だから
と いっていたけど
ぼく お母さんが このまま帰ってこないんじゃないかと思って
近くのお寺の中で泣いていたの
・・・・・・・・・・・・・・・・・
おじさん 小さいころ お母さんがいなくなったことある?
(神) あるよ たー坊と同じような気持だったかもしれないね
(少) うん ・・・・・・・・・・
それでね それから何日かして お母さん帰ってきたの
ぼくにとって とっても とっても 長い時間だったの
これ以上耐えられないよっていうぐらい 長い時間だったの
(神) うん 長い時間だったね
(少) それでね お母さんが帰ってきた時
近づいてきて ぼくに何か言ってくれたの
なんて言ってくれたのか 忘れちゃったけど
そんときね ぼくね ぼくね
お母さんの胸に飛び込んで おもいっきり甘えたかったの
泣きじゃくりたかったの
(神) うん
(少) 本当だよ ものすごく さみしかったんだよ
ものすごく 心配だったんだよ
(神) うん
(少) だから だから お母さんが目の前にあらわれた時
すごくすごく うれしかった ワーンって泣きながら
お母さんの胸に飛び込んでいきたかった
(神) うん
(少) でもね ぼくの足動かなかった
たちすくんだまま お母さんをじっとみつめてた
そして お母さんがぼくのそばにきたとき
ぼく ぼく お母さんに背をむけて逃げ出してしまった
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ぼく お母さんの胸に飛び込みたかったのに
甘えたかったのに
ぼく ぼく 泣きながら逃げ出しちゃった
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(神) そうかー 逃げ出しちゃったのか
(少) ぼく お母さんとぼくとが違う人なんだって 初めて知ったの
それまではぼくっていなかったの
ぼくとおかあさんは一つだったの
ぼくはそう思ってたの
でも お母さんとぼくは 別の人だったの
そのとき初めてそう思ったの
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あの時どうして逃げ出したんだろう?
(神) どうしてだと思う?
(少) どうしてだかよくわからない ・・・・・・・・・・・
(神) たー坊 こっちへおいで
おじさんのひざの中に座ってごらん
(少) うん
(神) そして目を閉じて たー坊がお母さんのお腹の中にいた時のことを
思い浮かべてごらん
お母さんは10ヶ月もの長い時間 生まれてくるたー坊のことを
いつくしみながら 声をかけていたんだよ
たー坊の心の中にいるお母さんの声に耳かたむけてごらん
お母さんの声がきこえてくるよ
(少) うん
(たー坊の心の中にいるお母さんの声)
たー坊 たー坊 お母さんです
あなたはいま お母さんのお腹の中にいます
あなたが この世に生まれて あなた自身へ
なっていく旅の準備をしています
あなたが どんどん あなたらしくなっていけるよう
あなたに栄養を送り続けています
いのり続けています
今、あなたは わたしの心臓の鼓動を聞きながら
とても、平安な気持でいます とても、安心しています
もうすぐ あなたは生まれてきます
とても びっくりするような世界が待ちうけています
とても わくわくするような世界が待ちうけています
あなたはいろんな体験をしながら いろんな気持になりながら
あなた自身になっていきます
あなたは時には とても深く傷つくことがあるかもしれません
とても悲しく辛くなることがあるかもしれません
この世界は喜びばかりがあるわけではありません
もしかしたら 心をかたく閉ざしてしまうような出来事に遭遇
するかもしれません
でも大丈夫です あなたは大丈夫です
どんなに時間がかかろうと どんなに道に迷おうとも
どんなに歩みが遅くても
あなたは歩み続けていきます
あなたは わたしのいとおしい子供なのですから
いつでも あなたのことを見守っています
現実のお母さんは あなたのお母さんであるだけでなく
一人の人間であり 一人の女性でもあります
うれしいことだけでなく あなたにはまだわからないような
とても辛い出来事があることと思います
もしかしたら何らかの理由であなたの前からいなくなることが
あるかもしれません
あなたの願うようなお母さんではないかもしれません
あなたはお母さんを恨むような気持になることがあるかもしれません
いつまでも、いつまでも、そんな気持が心の奥底に
しまわれてしまうかもしれません
でも 神もどきおじさんも言っています
あなたには 永遠の今という時を与えたと
遅すぎるということはありません
あなたのこの世のお母さんも
お母さん自身になっていく旅の途上です
何かの縁があって結ばれています
どうかいまのあなたを そのまま受け入れてあげてください
お母さんのいまを そのまま受け入れてあげてください
どこまでもどこまでも受け入れてあげてください
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