コヤチン、さまよい日記

静岡県内を東へ西へ行ったり来たりしています。
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三方原古戦場碑。

2013-10-25 22:10:13 | 日記
今日は仕事で三方原方面を走っていました。電話が鳴ったので三方原霊園の駐車場に止めました。要件が済み周りを見ると「三方原古戦場」の碑がありました。
この合戦元亀3年(1572年)、武田信玄率いる武田軍と、徳川家康率いる徳川・織田同盟軍が激しく戦った場所です。

後に天下を獲る事になる徳川家康が唯一大敗した戦いです。
正常作戦を始めた武田信玄が青崩峠から遠江に入り犬居上城・二俣城と落とします。家康は籠城覚悟で浜松城に戻りますが、信玄は浜松城を通らずに城北方面に行軍します。家康は籠城をやめて出城し12月22日に三方原に到着。待ち受けていた武田軍と戦う事になります。武田2万5千に対し徳川は織田の援軍を含め1万1千。結果は徳川の大敗に終わり、家康は命かながら浜松城に逃げ帰りました。
そのみじめな姿を絵師に描かせたのが「顰(しかめ)像」と呼ばれる絵で、その絵を飾り後々まで人生の教訓にしたという話が知られています。

武田軍の兵力も高かった事もありますが戦術も優れていたようです。この前に上杉謙信と戦術の限りを尽くして戦った信玄の作戦勝ちだったのでしょう。
この後信玄は東三河に侵攻した後に志半ばで病死してしまいます。無念だった事でしょう。

 三方原霊園駐車場内にあります。