今日は久々に歩く気分になったので一人で出かけました。
愛知県田原市の伊良湖岬の周りを歩く約3時間の行程を考えました。伊良湖ってかつて何回も言った割にサラッと過ごしましたので伊良湖岬灯台位しか行っていないような気がします。
今日は歩いて巡りたいと思います。
浜松から伊良湖まで車で約2時間程かかります。結構遠いんですね、地図で見るとすぐのような気がするんですが。
伊良湖のフェリーターミナルが道の駅にもなっています。道の駅「伊良湖クリスタルポルト」って名前がついています。このターミナルはかつて父の米寿のお祝い旅行の時鳥羽からフェリーで着いた場所です。ここでパンフレットを仕入れてきます。
しかし今日の天候快晴なのですが、風がハンパ無い。ちょっと危険を感じる強さです。
ちょっと悩んだ挙句に戦術ダウンを決めました。岬の周りを歩いて切り上げる事にしました。外に出るとかなり煽られます。

道の駅「伊良湖クリスタルポルト」フェリーターミナルも兼ねています。
まずは歩道橋を渡って灯台裏の丘に向かいます。この歩道橋を歩いていても重たいコヤチンが風で煽られます。

三河湾方面が眺められるポイントがありました。対岸の知多半島方面、島は篠島でしょうか。

万葉の歌碑がありました。
そして丘を越えて伊良湖灯台到着。日本の灯台50選に選ばれています。
灯台の先には神島が手の届く距離感で浮かんでいます。しかし近くに見えても三重県鳥羽市なんですね。ここは三浦友和・山口百恵主演の「潮騒」の舞台でロケ地にもなりました。
しかしこの2人の名前を知っている世代が古いと思われるんですね。悲しい。
今日は神島を越えて鳥羽や志摩方面まで見通せます。昨夜雨が降って空気を洗ってくれたおかげかもしれませんね。この風さえなければ…

伊良湖岬灯台。船の安全運航を見守って来ました。
灯台と神島の海峡をかなりの船が往来しています。そういえば大学時代名古屋⇔苫小牧のフェリーの中でアルバイトしていた時、名古屋に着く朝この辺りを通ると「伊良湖水道は潮の流れと水道の幅の狭さで航海の難所と呼ばれています」というアナウンスをしていたのを聞いた覚えがあります。確かにこの狭い海峡を引切り無しに大型の貨物船が往来しているのを見ますと頷けますね。

すぐ近くに見える神島。
強い風はとどまるとこを知らずに吹き続けます。潮が飛んできます。
恋路ヶ浜というロマンチックな砂浜が見えてきましたが、今度は風で砂が飛んで攻撃してきます。
コヤチンの少ない髪の毛の中にも砂が混ざって来ます。

恋路ヶ浜。景色は穏やかなんですが…

日出の石門が遠望できました。

幸せの鐘。一人で来ていますので鳴らすのもな~
さて、ここで2度目の思案タイム。このまま車に戻って石門まで車で行くか、歩いて石門まで行くか。手元にあるガイドブックによりますと恋路ヶ浜、石門間は徒歩約30分と書いてあります。
非常に微妙な距離です。
少し考えた挙句に歩く事にしました。
ここからは少し上りになります。相変らず風は強いのですが、木の影になると治まったりします。
歩いて行くと先程からずっと見えている神島と鳥羽方面が高い位置から見下ろす感じになって来ます。これは車ではゆっくり見られません。歩いて来た成果です。

丘の頂上付近から神島・鳥羽方面。

恋路ヶ浜も見下ろす事が出来ます。
さて、遊歩道を下って日出の石門に向かいます。
少し降りたところに「椰子の実の歌碑」があります。島崎藤村作詞のこの歌有名ですね。

椰子の実の歌碑

ニューバージョンの歌碑もありました。

歌碑付近から神島。
さて、ここから更に階段を下ります。
降りたところに日出の石門の看板。この日出の石門は「ひいのせきもん」と読むようです。
この目の前にある石門は「岸の石門」というらしいです。
ここで受け売りのウンチクを一つ。「日出の石門」は、約2億年前の海底にできたチャートという岩です。地殻変動で隆起し、太平洋プレートの移動でこの地に運ばれてきました。うねるような形は激しい地殻変動の跡であり、洞穴は太平洋の荒波の浸食によってできたものだそうです。

岸の石門。石の窓から海が見えます。

岸の石門全景。
ここで疑問が、恋路ヶ浜から見えた海にドップリ浸かった石門は何処にあるのでしょう。
道の駅でもらったパンフレットを見ますと先程の歌碑の近くから眺められるようです。
もう一度長い階段を登ります。
先程の歌碑をもう少し奥に入るとトイレのある広場に出ます。そこの柵から「沖の石門」が真下に見る事が出来ました。

荒波が石門にぶつかってしぶきをあげていました。

戻る時に野ウサギに遭遇。かわいい仕草で癒されました。気づかれないように望遠で写しました。

ここから浜名湖まで続く「片浜十三里」。
ここからは出発点の道の駅を目指します。
相変らず風は強いのですが強さにも慣れてきたかも知れません。
道の駅から車を出して先程歩いた道を遡り、石門を通り越した所にある駐車場に車を停めました。

先程の石門を違う角度から。

目の前に広がる太平洋。
ここから更に初立池というところを目指します。
約10分程で着きます。この池は豊川用水の終着地です。渥美半島の農業を支えてくれています。春は桜がきれいに咲くスポットのようです。
「花菖蒲祭」ののぼりがありましたのでちょっと覗いてみます。
駐車場に車を停めて歩いてみます。この池1周2.4kmのウォーキングコースになっています。

この池も風が強い。

花菖蒲ささやかに咲いていましたがささやか過ぎる。
結局この池1周ウォーキングする事にしました。
強風の中せっせと歩きます。さして面白い景色でもありませんが半分意地です。

もう少しで1周、最深部方面を望みます。
ようやく1周歩いて駐車場に戻りました。
そしてこの池を出たところに史跡があります。
「伊良湖東大寺瓦窯跡」というスポットです。
奈良東大寺鎌倉再建時の瓦を焼いた窯跡で、「東大寺大佛殿瓦」と刻印された軒丸瓦や軒平瓦、平瓦などの瓦や、瓦塔などの宗教用具が出土しています。

今日は強風の中歩いたり車で走ったり大変でした。
帰りに国道1号線浜名バイパスを坪井ICで降りたところは巻き上がった砂埃で霞んでいました。
砂と潮をしっかりかぶって来ましたので帰ってから車を洗車してきました。
今から自分を洗って一日を終えたいと思います。
愛知県田原市の伊良湖岬の周りを歩く約3時間の行程を考えました。伊良湖ってかつて何回も言った割にサラッと過ごしましたので伊良湖岬灯台位しか行っていないような気がします。
今日は歩いて巡りたいと思います。
浜松から伊良湖まで車で約2時間程かかります。結構遠いんですね、地図で見るとすぐのような気がするんですが。
伊良湖のフェリーターミナルが道の駅にもなっています。道の駅「伊良湖クリスタルポルト」って名前がついています。このターミナルはかつて父の米寿のお祝い旅行の時鳥羽からフェリーで着いた場所です。ここでパンフレットを仕入れてきます。
しかし今日の天候快晴なのですが、風がハンパ無い。ちょっと危険を感じる強さです。
ちょっと悩んだ挙句に戦術ダウンを決めました。岬の周りを歩いて切り上げる事にしました。外に出るとかなり煽られます。

道の駅「伊良湖クリスタルポルト」フェリーターミナルも兼ねています。
まずは歩道橋を渡って灯台裏の丘に向かいます。この歩道橋を歩いていても重たいコヤチンが風で煽られます。

三河湾方面が眺められるポイントがありました。対岸の知多半島方面、島は篠島でしょうか。

万葉の歌碑がありました。
そして丘を越えて伊良湖灯台到着。日本の灯台50選に選ばれています。
灯台の先には神島が手の届く距離感で浮かんでいます。しかし近くに見えても三重県鳥羽市なんですね。ここは三浦友和・山口百恵主演の「潮騒」の舞台でロケ地にもなりました。
しかしこの2人の名前を知っている世代が古いと思われるんですね。悲しい。
今日は神島を越えて鳥羽や志摩方面まで見通せます。昨夜雨が降って空気を洗ってくれたおかげかもしれませんね。この風さえなければ…

伊良湖岬灯台。船の安全運航を見守って来ました。
灯台と神島の海峡をかなりの船が往来しています。そういえば大学時代名古屋⇔苫小牧のフェリーの中でアルバイトしていた時、名古屋に着く朝この辺りを通ると「伊良湖水道は潮の流れと水道の幅の狭さで航海の難所と呼ばれています」というアナウンスをしていたのを聞いた覚えがあります。確かにこの狭い海峡を引切り無しに大型の貨物船が往来しているのを見ますと頷けますね。

すぐ近くに見える神島。
強い風はとどまるとこを知らずに吹き続けます。潮が飛んできます。
恋路ヶ浜というロマンチックな砂浜が見えてきましたが、今度は風で砂が飛んで攻撃してきます。
コヤチンの少ない髪の毛の中にも砂が混ざって来ます。

恋路ヶ浜。景色は穏やかなんですが…

日出の石門が遠望できました。

幸せの鐘。一人で来ていますので鳴らすのもな~
さて、ここで2度目の思案タイム。このまま車に戻って石門まで車で行くか、歩いて石門まで行くか。手元にあるガイドブックによりますと恋路ヶ浜、石門間は徒歩約30分と書いてあります。
非常に微妙な距離です。
少し考えた挙句に歩く事にしました。
ここからは少し上りになります。相変らず風は強いのですが、木の影になると治まったりします。
歩いて行くと先程からずっと見えている神島と鳥羽方面が高い位置から見下ろす感じになって来ます。これは車ではゆっくり見られません。歩いて来た成果です。

丘の頂上付近から神島・鳥羽方面。

恋路ヶ浜も見下ろす事が出来ます。
さて、遊歩道を下って日出の石門に向かいます。
少し降りたところに「椰子の実の歌碑」があります。島崎藤村作詞のこの歌有名ですね。

椰子の実の歌碑

ニューバージョンの歌碑もありました。

歌碑付近から神島。
さて、ここから更に階段を下ります。
降りたところに日出の石門の看板。この日出の石門は「ひいのせきもん」と読むようです。
この目の前にある石門は「岸の石門」というらしいです。
ここで受け売りのウンチクを一つ。「日出の石門」は、約2億年前の海底にできたチャートという岩です。地殻変動で隆起し、太平洋プレートの移動でこの地に運ばれてきました。うねるような形は激しい地殻変動の跡であり、洞穴は太平洋の荒波の浸食によってできたものだそうです。

岸の石門。石の窓から海が見えます。

岸の石門全景。
ここで疑問が、恋路ヶ浜から見えた海にドップリ浸かった石門は何処にあるのでしょう。
道の駅でもらったパンフレットを見ますと先程の歌碑の近くから眺められるようです。
もう一度長い階段を登ります。
先程の歌碑をもう少し奥に入るとトイレのある広場に出ます。そこの柵から「沖の石門」が真下に見る事が出来ました。

荒波が石門にぶつかってしぶきをあげていました。

戻る時に野ウサギに遭遇。かわいい仕草で癒されました。気づかれないように望遠で写しました。

ここから浜名湖まで続く「片浜十三里」。
ここからは出発点の道の駅を目指します。
相変らず風は強いのですが強さにも慣れてきたかも知れません。
道の駅から車を出して先程歩いた道を遡り、石門を通り越した所にある駐車場に車を停めました。

先程の石門を違う角度から。

目の前に広がる太平洋。
ここから更に初立池というところを目指します。
約10分程で着きます。この池は豊川用水の終着地です。渥美半島の農業を支えてくれています。春は桜がきれいに咲くスポットのようです。
「花菖蒲祭」ののぼりがありましたのでちょっと覗いてみます。
駐車場に車を停めて歩いてみます。この池1周2.4kmのウォーキングコースになっています。

この池も風が強い。

花菖蒲ささやかに咲いていましたがささやか過ぎる。
結局この池1周ウォーキングする事にしました。
強風の中せっせと歩きます。さして面白い景色でもありませんが半分意地です。

もう少しで1周、最深部方面を望みます。
ようやく1周歩いて駐車場に戻りました。
そしてこの池を出たところに史跡があります。
「伊良湖東大寺瓦窯跡」というスポットです。
奈良東大寺鎌倉再建時の瓦を焼いた窯跡で、「東大寺大佛殿瓦」と刻印された軒丸瓦や軒平瓦、平瓦などの瓦や、瓦塔などの宗教用具が出土しています。

今日は強風の中歩いたり車で走ったり大変でした。
帰りに国道1号線浜名バイパスを坪井ICで降りたところは巻き上がった砂埃で霞んでいました。
砂と潮をしっかりかぶって来ましたので帰ってから車を洗車してきました。
今から自分を洗って一日を終えたいと思います。