コヤチン、さまよい日記

静岡県内を東へ西へ行ったり来たりしています。
応援している清水エスパルスの試合の感想もお伝えします。

大健闘ラグビー日本、ベスト4ならず。

2019-10-20 23:23:34 | スポーツ
ラグビーワールドカップ、準々決勝日本VS南アフリカが行われました。
場所は東京スタジアム、もちろん超満員です。そして日本中固唾をのんで見守っています。
南アフリカは前回大会グループリーグで日本が奇跡の勝利を収めた相手です。当然リベンジに燃えてかかってくると思います。
もちろん世界の中でも強国ですので日本がそう簡単に勝てる国ではありませんが、今大会の日本はアイルランドやスコットランドといった強国を下してベスト8入りをしてきていますので期待は高いものがあります。

前半南アフリカは強烈なスクラムからの攻撃でトライを挙げます。見ていてフィジカルの強さは感じます。
ところがその後南アフリカは危険なタックルでイエローカードが出て一時退場となり数的優位に立ちます。しかし南アフリカの出足の早いタックルで攻撃を食い止められてしまいます。
18分、スクラムで南アフリカが反則、ペナルティーキックのチャンス。ここで田村が慎重に決めて3-5と2点差に迫ります。

しかし一時退場者が戻って数的優位が解消されると再び南アフリカの出足が鋭くなりますが、ゴール前まで迫られますが相手の反則で辛うじてトライを防ぎます。
前半ラストプレーもトライを決められたかに見えましたが直前に反則があってトライならず前半終了しました。

後半になると南アフリカの優位は更に高まります。
早いタックル、日本ボールのラインアウトもことごとく取られ、前半も押し込まれたモールでも優位に立たれてしまいます。

3本のペナルティーゴールを決められた後、自陣からモールで押し込まれ日本の守備をズタズタにするとゴール前までモールでもってい行かれたあげくにトライを決められてしまいました。
その後自陣からのターンオーバーからボールをつながれてトライを奪われ試合は南アフリカに大きく傾きます。

日本も必死で反撃を試みますが、持ち前のフィジカルの強さでかわされて最後のプレーも南アフリカにボールを支配されてノーサイドの笛を聞くことになりました。

日本中を熱狂の渦に巻き込んだラグビー日本代表旋風も止んでしまいました。
しかし堂々とした5試合でしたし、ラグビーのルールを知らない人にも大いに楽しんでもらい、ラグビーの面白さを楽しんでもらえたと思います。

コヤチンは恥ずかしながらグループリーグ突破さえも予想できませんでした、ごめんなさい日本代表。

それにしても南アフリカは強かった。つけいる隙が無かった。全てにおいて日本を上回っていたし、この試合に臨むに当たって本当に日本を研究してきたと思います。今日の戦いは日本が良いところを出せなかったと言うよりも、南アフリカが日本の良いところを出させない試合運びだったといえるでしょう。
凄い相手でした。

最後にラグビーの「ノーサイド」の精神、素晴らしいですね。
試合中あれだけの肉弾戦で戦いながらも、終了したらサイドがない。勝者も敗者もないという考え方に共感を覚えます。
今日も試合後両国の選手達が健闘をたたえ合う姿がありました。

そして今日は3年前あの「ミスターラグビー」と言われて53歳で亡くなられた平尾誠二さんの命日でもありました。
平尾さんも天国から日本代表の健闘見守ってくれていたと思います。そして選手達も平尾さんに恥ずかしくない戦いを見せてくれたことが嬉しかったです。

さてラグビーワールドカップはこの後大詰めを迎えます。
準決勝はイングランドVSニュージーランド、ウエールズVS南アフリカという組み合わせになりました。3位決定戦を含めてあと4試合でラグビー世界一が決まります。

本当に日本代表、感動をありがとう!!
この後のラグビー日本の向上期待しています。