道道914号新都富神里線は、札幌から昆布岳に行くときに利用する道路、未舗装の道路は初めて通ると迷ったのでは思わせ、これまで昆布岳登山で2回ほど利用していた。
先日、連れ合いと両親の墓参りのため日帰りで函館に行ってきた。出発したのが昼過ぎだったので函館に到着したのは夕方で、急いでお寺にお参りした。あとは帰るだけということで赤レンガ倉庫で食事をして函館を後にした。
帰りは高速代をケチり中山峠経由とするために豊浦で高速を降り、国道を少し進んで喜茂別方面にショートカットする道に左折した。ここが間違いのもと、本来は洞爺湖方面への97号線に入るべきところをその手前の702号線に入ってしまったのだった。
道なりに行けば喜茂別方面に出られると何も考えずにクルマを走らせていたが、途中から舗装が途切れてしまった。工事?と思って更に進んで行くと道路は山の中に入っていく。辺りは真っ暗闇の夜の9時。ヤバイと半分腰も引けていたが、昆布岳に行くときに利用したことのある道のようでもあり、一縷それを信じて進んだ。しばらくいくと見覚えのある橋があり、あの道だという確信を持ったが、なんせ夜の9時真っ暗闇の山の中、不安な気持ちでいっぱいは変わらない。隣に座っている連れ合いは身体が固まって一言も声がない。何度もハンドルを切りながら真っ暗闇を進んで、その先に電柱の明りが見えてきたときは、心から安心できた。
道を走っていつの間にか山奥に迷い込む、よくある怖い話にでてくるシチュエーションだった。
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