平成25年7月14日(日)快晴 トムラウシ山(短縮コース)
先週に一緒だったW田さんから、トムラウシ山の美しさを散々聞かされ、ではということで帯広帰省のついでにトムラウシ山に登ってきた。ガイドブックでは登りに5時間ほどかかるとあったので、登山口近くで前泊するため、夜の10時に帯広を発ってトムラウシ温泉を目指した。718号線を走り東大雪荘に着くまで誰とも会わず心細い深夜のドライブだったが夜12時にトムラウシ温泉に着くと駐車場にはすでに車が10台ほど止まっていた。

(1743Pから眺めるトムラウシ山、白と緑のコントラストが絶妙)
翌日の朝3時半に起床、さらに林道を7~8キロ走り短縮コース登山口まで行くと、驚いたことにすでに車が30台ほど駐車していて、多くの人が出発の準備をしていた。さすが日本百名山、来ている人達も本州からの人が多いようだ。なんとか隙間を見つけて駐車し、朝飯を食べてから直ぐに出発、事前の情報に基づいて装備は長靴、また安全を考えてピッケルを持参したが、その出で立ちはちょっと周りから浮いている感じがあった。しかし、雪解け水でどろんこの登山道を悠々と歩くことができて大正解。最後まで長靴でもまったく問題はなかった。

(十勝岳方面、オプタテ?)
短縮コース登山口を出発して始めは日陰の樹林のなかを歩き、標高1400mまで上がってから一度カムイサンケナイ川まで下降する。沢は雪渓で埋められていて、前トム平までのコマドリ沢は完全な雪渓歩きとなるが、気温も上がっているため、アイゼンは不要であった。ここを一気に登って前トム平の先のケルンで休憩。

(コマドリ沢の雪渓、ザクザクなのでアイゼン不要)

(前トム平のケルン付近からトムラウシ山を見る)
前トム平からトムラウシ公園まで100mほど下降して登り返し尾根をトラバースしていくとやがてカラフルなテントが見える南沼キャンプ指定場が見えてくる。そこから200mほど登りつめるとトムラウシ山のピークがあり、狭い山頂は大勢の登山者で賑わっていた。山頂から少し降りたところでナキウサギの鳴き声を聞いたが残念ながら実物には会うことはできなかった。

(山頂は大勢の登山者でいっぱい)

(北沼方面)

(カラフルなテント場、前日は強風で大変だったらしいが、のんびり感が漂う)
カラフルなテント場を見下ろしながら下山している最中、大勢の日帰り組みの人たちと行き会い、前トム平までくると行き会う人たちはテント装備の人たちに変わってくる。コマドリ沢を降りる頃になると登ってくる登山者はめっきり少なくなる。

(雪渓を降りる、見た目は急そうに見えるが、さほどではない)
正午を過ぎると気温も上がってきて沢の登り返しから登山口までダラダラした下りが延々と続く。ちょうど4年前の今の季節にツアーガイドを含む9名もの犠牲者を出した遭難事故があったが、生き残った人たちは日が暮れて真っ暗くなった中、この道のりを必死になって下山し、そして短縮コース登山口とトムラウシ温泉登山口に向かう分岐点で、何を考えて行き先を選んだのか、そんなことに想像を巡らせながら登山口まで歩いた。


東大雪荘で汗を流して一時はスッキリしたが、寝不足がたたって帰り道は居眠り運転となってきたので、路肩に駐車して昼寝をしながら帰った。
〔コースタイム〕
短縮路登山口4:20 沢渡渉6:15 前トム平7:10 トムラウシ公園7:50 トムラウシ山9:10
トムラウシ山9:25 トムラウシ公園10:25 前トム平11:00 沢渡渉11:35 登山口13:35
先週に一緒だったW田さんから、トムラウシ山の美しさを散々聞かされ、ではということで帯広帰省のついでにトムラウシ山に登ってきた。ガイドブックでは登りに5時間ほどかかるとあったので、登山口近くで前泊するため、夜の10時に帯広を発ってトムラウシ温泉を目指した。718号線を走り東大雪荘に着くまで誰とも会わず心細い深夜のドライブだったが夜12時にトムラウシ温泉に着くと駐車場にはすでに車が10台ほど止まっていた。

(1743Pから眺めるトムラウシ山、白と緑のコントラストが絶妙)
翌日の朝3時半に起床、さらに林道を7~8キロ走り短縮コース登山口まで行くと、驚いたことにすでに車が30台ほど駐車していて、多くの人が出発の準備をしていた。さすが日本百名山、来ている人達も本州からの人が多いようだ。なんとか隙間を見つけて駐車し、朝飯を食べてから直ぐに出発、事前の情報に基づいて装備は長靴、また安全を考えてピッケルを持参したが、その出で立ちはちょっと周りから浮いている感じがあった。しかし、雪解け水でどろんこの登山道を悠々と歩くことができて大正解。最後まで長靴でもまったく問題はなかった。

(十勝岳方面、オプタテ?)
短縮コース登山口を出発して始めは日陰の樹林のなかを歩き、標高1400mまで上がってから一度カムイサンケナイ川まで下降する。沢は雪渓で埋められていて、前トム平までのコマドリ沢は完全な雪渓歩きとなるが、気温も上がっているため、アイゼンは不要であった。ここを一気に登って前トム平の先のケルンで休憩。

(コマドリ沢の雪渓、ザクザクなのでアイゼン不要)

(前トム平のケルン付近からトムラウシ山を見る)
前トム平からトムラウシ公園まで100mほど下降して登り返し尾根をトラバースしていくとやがてカラフルなテントが見える南沼キャンプ指定場が見えてくる。そこから200mほど登りつめるとトムラウシ山のピークがあり、狭い山頂は大勢の登山者で賑わっていた。山頂から少し降りたところでナキウサギの鳴き声を聞いたが残念ながら実物には会うことはできなかった。

(山頂は大勢の登山者でいっぱい)

(北沼方面)

(カラフルなテント場、前日は強風で大変だったらしいが、のんびり感が漂う)
カラフルなテント場を見下ろしながら下山している最中、大勢の日帰り組みの人たちと行き会い、前トム平までくると行き会う人たちはテント装備の人たちに変わってくる。コマドリ沢を降りる頃になると登ってくる登山者はめっきり少なくなる。

(雪渓を降りる、見た目は急そうに見えるが、さほどではない)
正午を過ぎると気温も上がってきて沢の登り返しから登山口までダラダラした下りが延々と続く。ちょうど4年前の今の季節にツアーガイドを含む9名もの犠牲者を出した遭難事故があったが、生き残った人たちは日が暮れて真っ暗くなった中、この道のりを必死になって下山し、そして短縮コース登山口とトムラウシ温泉登山口に向かう分岐点で、何を考えて行き先を選んだのか、そんなことに想像を巡らせながら登山口まで歩いた。






東大雪荘で汗を流して一時はスッキリしたが、寝不足がたたって帰り道は居眠り運転となってきたので、路肩に駐車して昼寝をしながら帰った。
〔コースタイム〕
短縮路登山口4:20 沢渡渉6:15 前トム平7:10 トムラウシ公園7:50 トムラウシ山9:10
トムラウシ山9:25 トムラウシ公園10:25 前トム平11:00 沢渡渉11:35 登山口13:35
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