遥かなるピリカヌプリを求めて

ピリカヌプリに行ったので、次は1839!

上ホロ周辺で訓練

2017年12月22日 | 登山:十勝方面
平成29年12月18日~19日 上ホロで雪山の訓練

上ホロでアイゼンやピッケルを使った登山の訓練を行なってきた。
初日は、安政火口付近でアイゼン歩行や滑落停止の訓練を行い、2日目にその付近のピークに登ろうというものでD尾根経由で上富良野岳を目指した。
札幌出発時は、北海道は荒れるとの天気予報で、訓練は中止かもしれないと思っていたが、現地に来てみると予想が外れて穏やかな天候になっていた。

今期最初のスキーを履いてまずはテント泊する場所まで移動、テント泊装備のザックがずっしりと肩に食い込む。
三段山への夏道分岐付近にテントを設営、後発のOさんの到着を待って7名で安政火口方面に向かう。



カメラ設置地点にスキーをデポし、アイゼンをつけて三段山崖尾根方面に移動し、訓練にほどよい傾斜で滑落停止訓練を行った。
実際に細尾根を通過しているとき、ここで滑落したどうなる?という気持ちになる。なので、訓練を通してこの傾斜なら必ず停止できるという確信が得らるようになればと思うのだが、いつも訓練では、体を投げ出しても途中で止まってしまうようなところで、期待されるような訓練にはならない。



雪と戯れるような訓練を終えて3時頃にテント場に戻る。
テント割を3名と4名に分け、自分は3名のテントに入ったが、おかげでその夜はとて寒い思いをした。寒がりの自分としては、遠慮せず体がくっつくくらいの密集度となる環境を選ぶべきであった。

寒さをなんとか耐えしのぎトイレのため3時過ぎにテントを出ると、夜空には満天の星、前日までの天気予報がまるで嘘のようであった。
そして6時にテントを出発しD尾根に向かう。

トラバースしならがら夏道と同じルート(夏道は完全に消失)を進み、苦労しながらD尾根にでると、そこには青空を背景とした凛々しい富良野岳があった。



高度を下げないようにながら沢方面に移動し沢を超えて広々とした斜面を登っている最中、降雪のため視界が怪しくなってきたため、高度1700m付近で行動停止とした。
いよいよ今期初めてのスキー滑走。しかしながら斜面が硬過ぎて自分の技量では滑りこなすことができず何度も転倒した。

テントに戻ってくると雪もだんだん強くなり、急いでテントを撤収して駐車場に戻った。旅館カミホロ荘で温泉に入り、大雪警報が出るくらいの荒れた天候のなか、なんとか札幌に帰ってきた。


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