般若心経

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般若心経

2018-07-24 | Weblog
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 お守り

 先日、善通寺で父親に連れられた小学生くらいの男の子がポスターをじっと見ていました。



「ねぇこのお守りを持っていれば合格するの?」
「そうだよ」とお父さん。
「全員がお守りを持っていたらどうなるの」と男の子が続けます。
「そのときはやっぱりよく勉強した子が合格するんだ」とお父さん。
すると男の子「そしたら、持っていても落ちる子は落ちるんや。なんにもならないね」
ちょうど理屈を楽しむ年ごろの男の子、そういわれればそうだなと思ってそばで聞いていました。
 ここからのお父さんの話がすばらしかった。
「お守りというのは持っていれば合格するのとは違う。
お守りは仏様、いつも持っていれば仏様が身を守ってくれる。
何から身を守るかというと今日は疲れたから勉強は止めだとか、自分の中にいる怠ける心から身を守ってくれる。
いつも誰かに見られていると思えば怠けることはないだろう。
いつも仏さまが見てくれているんだよ。それでお守りというんだよ」
と、このようなことを話しました。
お父さんに拍手