般若心経

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四国八十八ヶ所

般若心経

2020-12-24 | Weblog
 城 山

 城山と名付けられた山は日本で一番多いそうです。その名の通り昔お城が築かれていた場所です。私の町にも城山があります。その山は麓集落の西に位置する標高147メートルの山です。国土地理院地図にも城山と記されており、以前にお話を伺った岡山学院大学の先生によると土塁が残っており、りっぱな戦国山城遺構だそうです。
ただ、お城と言っても天守閣があり石垣や白壁に囲まれた政治の中心となった場所ではなく、先生のお話によるとこれらの里村に点在するお城は、戦いがあったときに、逃げ込みあるいは立てこもるための拠点だったそうです。
 その城山に登ってきました。この山には私が小学校6年のとき、友と二人で一度だけ登ったことがあります。そのときには麓より山頂に向かう道があったのですが、今はその道は藪に覆われており、代わりに新しく山麓にできた観光道路より登ることが出来ます。よく人が訪れるようで、踏み分けられた道が城跡まで続いています。


山頂には見覚えのある石の祠があり、
周辺は昔、確かはげ山だったと思ったのですが、
今は高い木々に囲まれていました。

 60数年前、一緒に登ったその友とは中学校を卒業してからは不通になっています。今頃はどうしているのだろうか、山道を下りながら小、中学生頃のことを思い出しました。
 思えば昔は遊びの範囲がかなり広かったようです。里山とはいっても麓の集落よりかなり離れています。小学生二人だけでよくぞ登ったものです。ゲームや塾通いで忙しい今どきの小学生には考えられないことだと思います。